「ウェディング・ルネッサンス」中川 トモコ 写真展

12/20より、表参道の一角にある#FR2 GALLERY

写真展「SILENT NOISE」が開催されました。

 

 

 

この展示は、写真家・高橋優也さんと、

SILENT SIREN(※リンク先 音が出ます)の

すぅ こと吉田菫さん(@sumiredooon)とのコラボ写真展です。

コンセプトは「現代のロックスター」。

1970~80年代ロックの世界観で表された

高橋さんの作風と、すぅさんの姿に注目です。

 

高橋さんとすぅさんとの出会いは2年前。

高橋さんの写真のテイストに惹かれたすぅさんから

自身を撮影して欲しいとの依頼があり、

インスタグラム上で繋がったそうです。

 

初日は500人もの集客があったとのこと。

そんな「人々が集まる展示会の仕掛人」こそ、

当校の卒業生・高橋優也さんです。

 

今回は、大盛況の展示会の中

高橋さんがインタビューに答えてくださいました!

 

 

—エンターテイメントとしての写真展

高橋さんは写真をただの画像で終わらせず、

エンターテイメントという付加価値をつけました。

作品から何かを感じ取るというよりは、

分かりやすく、楽しめるようにするのを大切にしたとのことです。

 

—『僕自身、従来の写真展を、誤解を恐れずに言えば

「退屈だな」と感じていました。

もっと賑やかに、お客さんに楽しんでもらえるには

どうすれば良いか…

そんな考えから、ある仕掛けを作りました。

 

まず、著名アーティストのファン向けの仕掛け。

すぅさんが実際に展示に来たり、彼女が作ったパーカーを売ったり

著名なクリエイターとトークショーをするといった

企画を取り入れることで

彼女、彼らのファンが楽しめるようにしました。

 

取材した日もギャラリーはお客さんでいっぱいでした。

 

また、お客さんが参加してイベント感を強くするため

展示の撮影・ハッシュタグOKにして、

インスタグラムで拡散しやすくしました。

こうした仕掛けによって、大きな広告塔が確立されます。

それはお客さん自身。

SNSの流行により、今や広告を打たなくても

口コミの力で情報が広がっていきます。

インスタへの投稿を促すことで皆で楽しいことを共有し、

同時に宣伝の効果も生み出せるのです。』

 

 

—写真家・高橋優也が考える、これからの写真

—『時代に合ったスタイルの写真を撮り続ければ

写真は衰退しないでしょう。

時代に合ったスタイルとは

流行ったものの後追いではなく流行の一歩先を行くもの。

そういったものを今後撮っていきたいですね。

 

向かって右側が高橋さん本来のテイストで撮った作品。
左側が正方形で撮影した作品。お客さんがインスタで見慣れていることを意識してこの形にしたのだそう。

 

また、自分をコンテンツ化することも目標にしています。

知名度のあるタレントとコラボして、

自分もメディアに出ることで自分自身も有名にしていく。

高橋優也の撮った写真であればそれだけで価値がつくような

そんな形を目指しています。』

 

 

—写真のスタイルはあえて決めない。高橋さんから学生への意外なメッセージ

これから写真を学んでいこうか迷っている人、

写真家を目指したい人へのメッセージを頂きました。

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1.自分の写真のスタイルを決める必要はない

2.自分の足で動くことが大事

3.周りを巻き込む力が必要

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1.自分の写真のスタイルを決める必要はない

『先にも言った通り、

時代に合わせて常にスタイルは変化します。

であれば、自分の写真のスタイルを決めず

その時々に自分の撮りたいものを撮って

どうやって世に出すか考えた方が良いと考えます。』

 

2.自分の足で動くことが大事

『今回の展示は、事務所との交渉やロイヤリティの設定、

イベント時の近隣挨拶など、色々自分の足で動いて

準備を進めていきました。

まずは自分で動くことですね。』

 

3.周りを巻き込む力が必要

『自分の足で動くことが大事という一方で、

すべて自分一人でやろうとせず、

人に頼っても良いということも忘れずに。

使えるものは使い、どん欲になることが大切です。』

 

 

展示会のプランニングから運営まで

随所にインスタグラムを駆使するところに

時代の流れを取り入れる高橋さんの姿勢が見て取れました。

高橋さん、お忙しい中貴重なお話を聞かせていただき

ありがとうございました!

 
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●Plofile 
高橋 優也(たかはし ゆうや)
instagram:@yuyatakahashi.monster
twitter   :@YUYA_STER
facebook:https://www.facebook.com/yuya.takahashi.1865
日本写真芸術専門学校 2014年度卒。
写真家のレスリー・キー氏に師事し、
その後フリーランスとして幅広いジャンルで活躍。
現在は雑誌や広告の仕事のほか、
同世代のアーティストや俳優との作品作りに取り組んでいる。
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