選挙
今日は日曜日。
午前中、米サウスカロライナ州の民主党予備選の投票結果と、その直後のオバマ氏による勝利演説(画面右下のPlay Videoをクリック)をテレビの生放送で見ていた。
”Yes, we can”の連呼や”the Past vs the Future”など、力強い言葉が並んだスピーチ後半、会場の興奮も最高潮へ。その雰囲気は1963年のキング牧師による”I Have a Dream”をも彷彿とさせた。(恐らくキング・スピーチを見て何度も練習したのだろう。)スーパーチューズデーはクリントン優勢と伝えられていたが、今日のオバマ・スピーチで動かされた人も多いはず。形勢は分からなくなったのではないか。リンカーンから100年でキング、そしてあの“I Have a Dream”から45年。ついに大統領選である。
一方、ご存知の通り、フィールドワーク訪問国でも動きは多い。
台湾では去る1月12日の選挙で民進党が大敗北。今度の3月22日(つまり、我々の台湾入り前日)、国民党から新総統が任命される予定。
韓国は昨年12月19日の大統領選で、最大野党ハンナラ党の李明博氏が勝利。10年ぶりの政権交代。この2月には同氏が新大統領に就任予定。
タイ。昨年9月19日にクーデター発生。タイ愛国党率いるタクシン首相が失脚し、軍が暫定政権を樹立。現在、タクシン前首相は英国に亡命中で、5月にタイに帰国予定。(ただし、帰国したらただちに逮捕される予定で、この時期と我々のフィールドワーク訪問時期が重なる場合は治安に注意が必要か?) それにしても、腐敗と強権体質を嫌ってクーデターまで起こしたはずなのに、解党となり名前も変更されたとは言え、タクシン派の元タイ愛国党の党員が作った「国民の力党」が再び政権を取り返すというのが分からない。格差是正・景気浮揚・貧困対策などの訴えがポイントとなり、軍の独善も嫌った結果とのことなのだが。。。 新首相選出は明日(1月28日)実施され、国民の力党のサマック党首が新首相に任命される予定。
インドはご承知の通り。昨年7月、元ラジャスタン州知事のパティル氏がインド初の女性大統領に就任した。「女性の地位向上にとって大変意義深い」との発言が注目されるところ。
我々にとって問題はネパール。昨年11月の予定が延期となっていた制憲議会選挙がこの4月10日に実施される。我々のネパール訪問は7月だが、選挙が再延期などにならぬよう祈るばかり。ネパールでは学生が写真展を計画中・・・
ということで、目が離せない状況ばかりですね。