~50歳からの入学~「写真」で第二の人生を豊かに 『うさぎ写真家』 青木崇さん

写真を通じて、第二の人生を豊かなものに。「本格的に写真を勉強したいけど、カルチャースクールでは物足りない」、「ゆくゆくは自分の作品展を開催したい」毎年50代以上の学生が在籍している日本写真芸術専門学校では、そのような気持ちにお応えできるカリキュラムを用意しています。

57歳で日本写真芸術専門学校に入学、卒業後は『うさぎ写真家』として活躍する青木崇さんに、「入学前」「学生時代」「卒業から現在」について話を伺いました。

「写真」は自分のこれからの生き方に最適な解答だった。

–写真に興味を持たれたのはいつごろからですか–

僕は小学校からカメラを持っていました。僕たちの世代は小さいころからカメラに興味を持っている世代だと思います。それでパシャパシャとずっと色々なものを撮っていたんですね。社会人となって会社勤めになり、家内がうさぎを飼いはじめ、今度はうさぎを撮りはじめました。
うさぎ専門のペットショップがありまして、その写真をプレゼントしましたら、ペットのオーナーさん向けの撮影の依頼が来たんですね。

–入学前に写真のお仕事をされていた–

うさぎのオーナーさんに喜んでいただけたのですが、実はオーナーさん以外の方にも、うさぎの写真が売れたんですね。家内と、どうしよう売れちゃったよ・・・と(笑)。写真でお金をいただく以上、責任がでてくる、「ちゃんとしなければならない」とその時思ったんですね(笑)。僕は若い方たちと比べて、残された時間は少ないですから、効率よく学べる写真の学校に行こうと思いました。

やりたいこと、やりたくないこと。自分の興味があることを整理していました。

57歳直前で会社を辞めました。これからの自分の過ごし方を見つめなおす機会があり、ちょうどそのタイミングで早期退職制度があったんですね。2012年の4月終わりに知らされました。5月15日までに申請、5月31日に退職という流れです。
家内にも後押しされ、GW明けに決断しました。それまで30年以上勤め上げてきましたが、3週間で決断をしました。

–すぐに決断されたのですね–

それまでにやりたいこと、やりたくないこと。自分の興味があることを整理していましたので、そういった決断が出来たと思います。
やりたいことは、若い人と触れ合う仕事。学校の先生もいいなと思いました。写真もやりたいと思っていました。うさぎも飼ってましたので、うさぎに関連したことがいいなと。人生最後まで出来る仕事。定年の無い仕事。感性を仕事にできること。現代は分担作業が多い中、完成品となるまで責任を負えるようなこと。利他主義な仕事。

やりたくないことは、意識のない資源の無駄遣い。収益先行型のものでした。自分の興味があることは、機能美、映像美など。
それらを集約するものはなんだと考えたとき、「写真」だと思いました。「写真」は自分のこれからの生き方に最適な解答でした。

–日本写真芸術専門学校に入学するまでの流れをお聞かせください–

入学前にいくつかの写真の学校を見ていました。日本写真芸術専門学校もそのひとつです。学校に見学に伺った際に、卒業作品集を見せていただきました。そうしましたら、僕と同じようなご年配の方がいらっしゃったんですね。ギャラリーをご自身でやられている方で、話を聞かせていただく機会があったんですね。「大丈夫なのだろうか」という不安がありましたので相談させてもらいました。そうしましたら「大丈夫ですよ」と答えてくださり、アドバイスをもらいました。

「自分にとっていいこと」が「まわりにとってもいいこと」であるように

–やはり若い世代との交流は心配だったと–

そのアドバイスを忘れないよう、自分でそのアドバイスをカードにして常に持ち歩いていました。

若いひとたちと平等になる、上から目線にならないように心がけていました。
学ぶ上で「自分にとってもいいこと」が「まわりにとってもいいこと」であればいいなと思っていました。

「写真専門」であること、写真の深さを知れること、若い人たちと平等の目線で意見交換が出来ること。

日本写真芸術専門学校を選んだのは、「写真専門」であること、写真の深さを知れること、若い人たちとコミュニケーションがとれることでした。
これから社会をつくっていく若いひとたちが何を考え、何を望んでいるのか、それを知るために最適だったのがこの日本写真芸術専門学校でした。

–実際に入学されてからの話を聞かせてください–

学校の授業の課題は、全て卒業後のリアルなイメージとリンクさせていました。
たとえば長文を書く課題も「うさぎ写真家になった理由(わけ)<前編>」としていました。

それが実は後々活きてきます。
個展を開催したとき、たまたま雑誌の仕事をもらったのですが、その締め切りが次の日(笑)。
でもこの課題のおかげで、すぐに対応することができました。そういった意味でも学校には感謝しています。

写真を深く話し合うことができました。写真好きの話とはまた違う領域でした。写真が好きだけだとどこかで論理が破綻してしまう。でもこの学校はそういったことが無かった。しつこくしつこく話し合う、深いレベルまで高めあう。そんな雰囲気がありました。

カルチャースクールにも行きましたが、日本写真芸術専門学校の先生方はダメなものはダメと言ってくれる。僕たち世代は怒られるのが得意ですから(笑)、ダメなところは早く言ってくれたほうがいいんですね。

–「まわりの学生たちとのやりとり」はどうだったのでしょうか–

敬語を使われてしまうんです。そうなるとどうしても対等の関係にならない。それで考えたんですね。「あだなをつけてもらおう!」と。

–あだなですか(笑)–

クラスメイトにあだなをつけてよ、って言ったんですね。そしたら「しーちゃん」ってあだなを出してくれたんですよ。あおきたかしの「し」をとって「しーちゃん」。これだ!と思いましたね(笑)
このあだなのおかげでだいぶお互いがフラットな関係になりました。今の若い人たちが何を考えているか、だいぶわかるようになりました。若い人たちは知識の積み重ねがこれからなだけで、とてもしっかりしています。だから面白いものをつくれば彼らにもウケるだろうなと思いました。

学校には技術・知識面での習得もよかったけど、若い人たちと平等の目線で意見交換が出来たこと、これは非常によかったです。

–不安からのスタートでしたが、いい結果になったと–

不安は常につきまとうと思います。ですので、その不安について考えても仕方ない。僕は不安を解消することを常に書き出し、整理し、カードにして見直してきました。状況を整理し、把握することが大切だと思います。

–そういった不安も含めて、楽しまれてるなと感じました–

幸福感を自分で味わうように心がけています。年が離れているからといって、遠慮しないようにしました。思ったことは全部言ってました。

僕は戦国時代の豊臣秀吉には会えないけど、この平成の時代に生きる20歳の子たちとは同じ空気を吸っている。歴史の大きな視点でみたら、60歳の僕も20歳の彼らも一緒なんですよね。同じところで生きている。そんな考えでいたら、遠慮しているのが勿体なく思えてきて。
逆に彼らも僕に遠慮なく言ってくれましたね。古くからあるカメラ雑誌の影響を受けて、写真に「かっこいい」と思い2本線の枠を入れていたのですが、古臭い!線はいらない!と言ってくれました(笑)

–なかなかそこまで言ってくれないですよね–

僕の写真は若いひとたちが対象になるので、そういったアドバイスは、ありがたいですよね。

趣味をより深めて、お金をいただけるレベルまで引き上げられる。これは「写真」を第二の人生に選ぶメリットだと思います。

–今後の展望をお聞かせください–

2023年にうさぎ年が来ます。
それまでにうさぎ写真家として仕事を重ねて、認められるようになっていたいですね。

–先日、個展「うさぎと・・・~あおきたかし展~」を開かれました–

僕はこの歳だから対象をうさぎに絞って丁寧にやっていける。若い方はこういう生き方をしてたら、(生活ができるようになるまでに)時間かかって仕方ないと思います。この点は僕の年齢の優位性があると思っています。今までの仕事で出来たつながりも活かして、少しずつ広げている。趣味をより深めて、お金をいただけるレベルまで引き上げられる。これは写真を第二の人生を選ぶ人のメリットだと思います。

–青木さんは「写真」を通じて、御自身の生きたかった生き方を表現されていると感じました–

長く生きていると、みなそれぞれエッセンスがあると思います。そのことをこの学校は「写真」を通じて引き出してくれました。先生方は「写真」をちゃんと見てくれます。
脳の感性(クオリア)は衰えないという話があります。その点で50歳以上の方は若い方に比べても有利なんです。何かを見て感じることの経験は、年齢を重ねていけばいくほど増えますから。

–日本写真芸術専門学校で得られたことはなんですか–

光がわかる、見えるようになりました。そうなると、今まで見ていたものを1とすると、同じものを見ていても、それが2倍、3倍の情報として見えるようになりました。それは、残りの人生が10年だとしたら、20年、30年生きているような価値になると思います。
それが一番、学校からプレゼントしてもらったことと思います。

日本写真芸術専門学校では、初心者でも安心の0から学べるカリキュラムと現役のプロ講師陣による指導を大切にしています。設備や機材の貸し出しも豊富に取り揃えています。

設置学科は、「じっくり写真と向き合い総合的な力を身につける」昼間部3年制、「学びたい授業やゼミを選択出来る」昼間部と夜間部の2年制、実習中心のカリキュラムで構成されています。時間は、平日・土曜で週5日制です。

興味をお持ちの方はぜひ無料資料請求から、本校パンフレットをお取り寄せください。
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