プラネタリウム
なんてことはないけど、実はプラネタリウムが好きだ。あの星の光を人工的に作ってしまうところがまた皮肉的で良い。
いつも思うのだけれど、カラー暗室の現像機のある部屋。あそこは目印になるようにと、何箇所かに蛍光テープが貼ってある。全暗室にした時にそれが仄かに光って、それが天井にもあるから、まるでプラネタリウムだと思うのだ。
やっと今日、写真展の準備が一段落した。早く半年間撮りためた写真に、もっとしっかり向き合ってやりたい。こいつらが、僕の言葉以上のことをちゃんと言えるように。そう思うんです。

「プラネタリウム」
リアルな月光とか星の光なんかは微弱で、だけど柔らかくて確かに見ているだけで気分が落ち着く。でも僕は宇宙の広がりとか世界の起源に対してリアリティを感じることがイマイチできないから、それ以上の感慨もないし、もっと言ってしまえば高速道路のタングステン灯の方がよっぽど好きだったりする。
夜にまで人の生活時間が食い込んだから、人は灯りを必要として、それを恒常的に使う。それは強い光が当たり前なのに、それと同じ技術で「強い光」を批判するような微弱な光を作り出す。
なんて素敵。
結局人はどこまでいっても「生き物」で、だから微弱な光を求めるんだと思う。
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