Day 7, In Front of Them All, Panmunjom, JSA, Korea
引率スタッフ佐藤です。
今日はソウル滞在中の学生3人とともにDMZ+JSAツアーに参加しました。
DMZ=The Demilitarized Zone(非武装地帯)、JSA=Joint Security Area(共同警備区域、俗にいう「板門店」)です。
現在、円高もあって怒涛のごとく日本人観光客が訪韓し、グルメにエステにショッピングにと、平和そのものの韓国を楽しんでいますが、韓国は今でも北朝鮮と「休戦中」の分断国家であり、このツアーはそんな韓国のもう一つの顔を見ることができます。
FW一期生の徳田くんの作品「ツーリスト アトラクション」でJSAを撮影した写真を見て以来、機会があれば行ってみたいと思っていた場所であり、今回の引率でそれを実現することができました。
午前中はDMZ見学。両国間の停戦ラインを中心に南北それぞれ2キロづつ、合わせて4キロの幅の非武装地帯が248キロに渡って続き、有刺鉄線の塀で囲まれたDMZはデリケートな国境地帯なので写真撮影なども厳しく制限されています。
第3トンネル(北朝鮮が南進のため掘ったトンネルの1本)は内部撮影禁止。
トラ展望台。ここは黄色い線を越えての撮影は禁止です。
トラサン駅は韓国最北の国境鉄道駅で、まだ北側と連結されていませんが内部はそのことを意識した造りになっています。
午後はJSA見学。DMZは韓国人でも見学が可能ですが、JSAは韓国人が見学するためには面倒な手続きや審査が必要だそうですし、外国人の場合でも服装や行動についてJSAの国境警備兵によって厳しく管理されての見学となります。
現地で買ったガイドブックには「ここ板門店は国連軍と北朝鮮軍の共同警備区域として公に見なされている所で、南北双方の行政管轄権の圏外にある特殊な地域である」と書かれています。
そういう意味で今回のタイトル末尾の国名はあえて「JSA, Korea」とさせていただきました。
国連軍司令部「キャンプ・ボニパス」で朝鮮戦争後の半島の歴史やJSAの成り立ちについてのブリーフィングを受けた後、板門店に移動。
JSA内の南北の停戦ライン。コンクリートの左の砂地が北朝鮮側で右のジャリが韓国側です。
停戦ラインをまたぐ形で建てられている「軍事停戦委員会会議場」の内部で。
向こうに見えているのが北朝鮮側のJSA施設「板門閣」。
警備にあたる兵士たちは両国とも厳しく選抜された精鋭ですが、過去には2度JSA内で兵士に死傷者を出す事件も起きているそうです。(「斧の殺人事件」と「ソ連人亡命事件」)
「In Front of Them All」とは、停戦ラインの最前線で警備にあたる彼らそのもの。
現在も北のミサイル問題などがあるため、万一のことがないとも限らないと思うと、ちょっと緊張した見学でした。
夕方ソウルに戻って、その足で男子学生がお世話になっている韓国人留学生・呉くんの家を訪問。
実は彼は本来であればFW4期生の一員として海外フィールドワークに参加するはずだったのですが、直前に個人的な事情により参加を断念せざるをえなかった学生です。
今回の訪韓では明るい笑顔で学生たちを迎えてくれ、なおかつ学生の取材のサポートに尽力してもらいましたが、内心複雑な思いだったのではないでしょうか。
4期生4人にはそうした彼の思いも背負って、この半年間を頑張ってほしいものです。
夕食は呉くんの案内で右上に点のついた大きな肉を食べに外出。
呉くんと高橋さんは箸をつけませんでしたが、癖になりそうな味でした。
さて、明日は学校指定ホテルに全員集合です。

