Lines of Sight ~それぞれのアジアへの視線~
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Day -6 中国ビザ Tokyo, Japan

引率スタッフ佐藤です。

日本国内でのビザ取得はあとインドを残すのみですが、今日はフィールドワーク中に取得しなければならない唯一の国、中国のビザ話です。

中国は15日以内ならばビザ不要と前に書きましたが、チベット訪問と15日を越える滞在という2つの条件から中国滞在にはビザを取らなければなりません。
実際のビザ取得はネパールのカトマンズにある中国大使館で行いますが、それにはちょっとした書類が必要です。それは中国の役所(この場合はチベット自治区の旅遊局)が発行する旅行受付証で、中国の旅行会社に渡航する旅行者のパスポート情報などを渡して作ってもらいます。


こんな書類です。

これ(↓)は1期生が申請するときに作ってもらったものですが、漢字とチベット文字?が混在するいかにもな書類です。(これ以外に名前やパスポートナンバー等の入ったメンバーリストが別紙で用意されます)
中国1期.bmp


ちなみにこれ(↓)は2期生の時に作ってもらった書類で前年とは違い英語オンリーです。たった一年でいろいろと変わるものです。
中国2期.bmp


そしてこれをネパール側の旅行会社に渡して渡航者のパスポート(オリジナル)とともにカトマンズの中国大使館に持ち込んで数日待てばビザ(↓)のできあがり。(2期生のときのものです)
中国ビザ.bmp
個人のパスポートにそれぞれビザが発行されるのではなく、団体ビザとして一枚にまとめられています。
旅行期間として実際の中国滞在期間よりも長めに申請してもらっているのがわかります。
学生にはそれぞれこれのコピーを渡して中国内を旅してもらいますが、団体ビザですから原則みんな同じ入国ポイントで一緒に入国、同じ出国ポイントで一緒に出国しなければ成りません。
もし何かの事情でグループとして出国するのでなく、個人で出国する必要がある場合は最寄の中国の役所で離団の手続きを取る必要があります。(実際、1期生では身内の不幸で学生が一人この手続きを取って急遽帰国しています)
また、香港やマカオといった中国とはいえ出入りに出入境手続きを伴う地域には単独で行くことも出来ません。
このようにいろいろと制約がありますが、中国の現状のシステムではやむを得ないし、ネパールから中国に入るのにはこうした方法を取るしかないので仕方ありません。
(しかもカトマンズ⇒ラサの航空券はこのビザがないと発券できないシステムになっています)


1期生の出発時点ではこうした手続きの情報をある程度得てはいましたが、中国の旅行会社もネパールの旅行会社も「多分大丈夫」という感じで100%これでいい、という感触を得ることができませんでした。
そこで無駄になるかもしれませんが念のため、日本で当時取ることのできた中国の2ヶ月滞在可能なシングルビザを出発前に取っておきました。(1期生の中国滞在日数は入国の飛行機・出国の船がともに週に2~3便なので、32日という半端な日数になったのですが、そのため1ヶ月ビザでなく、2ヶ月を取ったわけです)
実はフィールドワークにおける渡航手続きの中で中国ビザの取得が一番の懸案事項だったので、1期生のネパール滞在に合わせて私もネパール入りし、実際に中国大使館に出向くことにしていました。
ところがその前段階で、中国の旅行社からネパールの旅行社に申請前日にFAXされてきた中国の受付書類を現地でチェックすると何人かの学生の名前のスペルやパスポートの番号などが間違っており、慌てて中国に電話して作り直してもらうというハプニングもありました。

結局、予定通りの日程で申請することができましたが、やはり日本で取っておいたビザ(パスポートに貼られた個人ビザです)は中国大使館での手続きの際に無効のハンコを押され無駄になってしまいました。(その分団体ビザの料金が少し割引になりましたが)

なお、ネパールの中国大使館で発給される中国ビザは細かく料金が分かれています。
ネパール人とそれ以外の外国人で料金が違い、かつ中国本土対象のものと香港マカオ対象のものでも料金が違います。また、普通申請では4日かかりますが、割増料金を払えば2日または即日でも発行してくれます。(ただし、ビザ申請の受付自体、月水金の週3日だけです)


このように少々面倒くさい中国ビザ取得ですが、最近のチベット自治区の漢化で、いずれチベット自治区訪問のためのビザは不要になるという噂があります。できれば早くそうなって、手続きが簡略化されることを願ってやみません。

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