強く儚いってこと[20]
カンボジアのアンコールワット遺跡。
早起きして、たかいチケット代を払って会いにいった。いや、お目にかかったという表現のほうがしっくりくる。
その堂々とした佇まいにはただただ圧倒されてため息が出た。
五十嵐先生曰く去年よりも滅びているとか。それで中に入れなかったりもした。
永遠なんて存在するんだろうか。ずっと変わり続けることのないものなんて。
“遺された跡”と記す遺跡だって日々変化していくんだ。
来年の今ころにはもしかしたら復元されているかもしれない。
そうして遺跡も時を刻んで、おなじように生きている。
遺跡に限らないけど観光地にははがきや布を売っていたり「なにかちょうだい」と言って話しかけてくる子供たちがけっこういる。彼女たちもその一人。
想定はしていたが想定はあくまで想定で現場に立ってみるとみんな、たくましかった。そしていい笑顔をしていた。私は初めて会った外人にあんなふうに笑えるだろうか。
日本の子供が毎日学校にいくのが当たり前のように彼らは毎日をここで過ごしているんだろう。
そして写真学生で海外研修中の自分は迷ったり発見を繰り返して写真が撮れたり撮れなかったりする。
そうしたお互いの生態系の中で出会ったんだろうなと。
私と彼女が触れ合ったことといえば写真を撮ってお礼に飴をあげて微笑みあったことくらいだけど。
その点カンボジアで写真展を開催している校長先生は凄かった。写真も人脈もカンボジアへの貢献度も。
わたしももっとなにかしたいなーとおもった反面、そのなにかはまだわからないので今後の課題。
先輩にも会えてシエムリアップでの日々は充実したものでした。
おーくん。

