Lines of Sight ~それぞれのアジアへの視線~
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メコン川とクラチェとイルカ

メコン川沿いのクラチェという町に川イルカがいる。
そんな話を一番最初にどこで知ったかは、正直覚えていない‥

到着したクラチェの町は、とても小さく、静かな町だった。
マーケットの付近では人々の物売る姿や声が行き交っているものの、それ以外は車や
バイクの往来もまばらで、平穏と呼ぶにふさわしい町。

毎朝5時半にホテルを出て、イルカのいる場所を目指す。
なぜか船を漕いでくれる船頭さんよりも早く到着する日々‥
朝と夕方の1日2回イルカのいるメコンの川へと出向いたが、朝方はよく群れで泳いで
いた。
「プシュー、プシュー」という音と共にゆったりと姿を現してはまた水へともどる。
いくつのも群れが遠くで揺れている。

朝方イルカを見に来る観光客の多くは、朝7時頃だそうだ。
私とテロさんと船頭さん。
この3人のみが、今メコンの上にいる。
誰もいないメコンの上で漂いながらぼーっとする。
この川と向かい合っていると、自分の気持ちも身体も流れていってしまいそうになる。
目を閉じてみる。
イルカが浮き出る音のみが耳に聞こえる。

クラチェへの観光客は、アンコール・ワットへの1%以下 700人程だそうだ。


a3.JPG
メコン川の夕暮れ


mekonn-owogu.JPG
泳いでみた‥ かなり深かった。

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