そうやって光の方を向いていく
気付いたら、もう七ヶ月が過ぎていた。そして、同じようにあと五ヶ月後に「気付いたら、もう一年が過ぎていた」だなんて思うんだろう。あんな風な口約束なんて、気休めだってわかっていたけれど、そうやって数えきれないくらいの気休めを積み重ねて、辛いって思いを誤摩化さないと、たぶん、次の方へは向けないんだろうな。
晴れて、青空が目にちょっとしみた。
僕は家族の前では、地元の方言を話す。
その響きは、他でもない、いつも家にいた音を思い出させてくれるから、自然とそうなる。
何と言われようが、この田舎臭い訛りがとても好きだ。

霜が、とても綺麗に緑の上に降り積もり、桶にたまっていた水もかちかちに凍っている。庭に出ると霜柱がざくざくと音を立てて崩れる。その張りつめた空気の中で、光に向かってまた写真を撮る。
そうやって日常を積み重ねていければ、気休めだけじゃなくても、いろんなことを曖昧にしたまま、でもしっかりとした尺度で現実を受け止められるような気がする。
そんな気がする。
だからそうやって、光の方を向いていく。まぶしいのは、ご愛嬌。

