パリッブンター・CNY その4
もう旧正月の雰囲気も落ち着いて、日常へと戻ってますので
バスも難なく乗れまして
KLから再びパリッブンターへ。
この時期は旧正月の最後の行事があって
みかんを海やら川・池・湖に投げるらしいのですが
残念ながら情報が集められず。。断念。
今回は、前回参加したプチ山登りエクササイズ
彼ら曰くハッシング(Hashing)
の年に一度のマレーシア全体の集会。
マレーシアの村・町などさまざまな地域にこのハッシングのチームがあります。
いろんな場所で年に1回こういったマレーシア全体のチームを集めてハッシングする
イベントがあるようで、今回の場所はイポー(Ipoh)。
毎回新しくTシャツやらポロシャツやら、タンクトップやらが新しく作られます。
今回も配っていたのは、赤いTシャツでした。
イベントのスタート会場には各チームのテントがあって、
水、スイカ、お菓子などを配ってました。
いちおうお祝いだからでしょう、
ライオンダンスをやってましたが、やはりみんな見慣れているようで
ほとんど気にしてなかったように見えました。
ちなみに、参加するのは華人とインド系の人たちだけ。
なぜかって?
それは、このハッシングが終わった後の乾杯があるからです。
イスラム教徒の人たちはお酒が宗教上飲めないため参加しません。。
でも、開会式にはマレー系の偉い人が参加してました。
今回のハッシングはお祝いもかねているようで、
45回目のこのイベントと、
この眼鏡をかけたおっちゃんの75歳の誕生日ハッシングだそうです。
おっちゃんのハッシング歴は何やら世界一らしく
ハッシングを毎日やってるギネス保持者らしいです。
スタートしました。
みなさん、やはり各地域のシャツを着ています。
中にはスタートの前から
「ハッシング前のエネルギー補給せにゃならん。」
といって一杯やってるおっちゃんもいましたけどね。。
エクササイズしたいんだか、飲みたいんだか。。
コースは2種類ありまして、
ショートコースと、ロングコース。
考えものです。
左の写真がショートで、右がロングなのですが
明らかにロングコースの方が険しそうです。
ですが性格上、ここでどうしてもショートコースを選択する事ができません。
男ならロングだ。
などと思ってしまいますから。。
ロングコースの入り口から登りにかけては、もう渋滞です。
空は今にも大粒のスコールをひっくり返すかのように重い。
さらに、
登りが地味にキツく、こりゃもう完全な山登り。
渋滞がひどいと後ろから
「オン! オン! オーーーーーン!!」
という声が聞こえてきます。
おそらく進め! の意味なんでしょう。
熱帯の森独特の蒸すような感触。
鳥の鳴声も声高に歌い、応援してくれてるんでしょか。
目印のピンクの紙がそこら中に撒かれてるので、
それを頼りにみな進んで行きます。
一山完全に登り、正直思ったよりほんとに疲れました。
まさかここまでとは。
下山途中の斜面からは、山を削って高級住宅地を造ってる谷間が見えました。
飲み物も食べ物も自由にもらえるため
そりゃもう、そこらじゅうで飲んで食べて。
みんなこのハッシングして一汗かいた後の一杯がたまらんから
登るのでしょう。
華人たちが大半なので、今回もショーガールと呼ばれる人がいまして、
一回のショーで2000〜3000RM(約6〜9万)らしいです。
それと共にカラオケ大会もやってて
踊ってたり、かなり盛り上がってましたね。
みんな好きなんですね。
次はハッシングとは打って変わって
インディアン・ファイアー・ウォーキング(Indian Fire Walking)。
各ヒンドゥー教寺院で年に一回行われるらしいのですが
今回はここ。
準備している、これから歩くであろう場所には火や炭が盛ってあり
轟々と熱を放ってます。
空は晴れ、気温はいつものように30度を越える暑さ。
それでも近くに寄るだけで熱に顔を掴まれまて、
信じられません。
これはさすがに絶対熱すぎです。
神輿に神様を乗せてます。
これは日本と同じように町を練り歩きます。
デイビッドさんは、マレーシアをサイクリングで旅する外国人を受け入れて
この地元を案内したり、旅の相談や質問に答えたりしています。
前回の旧正月シーズンには自分一人が訪問者だったのですが
今回は英国人の男性とロシア人の女性が二人。
二人ともサイクリストで、それぞれアジアを数ヶ月間自転車で旅するらしいです。
そりゃあ、もう感動したのなんのって!
英語が、、これこそが生きた本当の英語です!
今の学校の先生はネイティブですが、外国人相手の授業英語なので
生きた自然な英語ではありません。。
普段喋るのは留学生の友達とマレーシア人だけ。。
こんな英語初めて聞いたかもしれません。
感動です、ほんとに。
二人にサイクリングとバックパキングどう違う?
と質問すると、
バックパッキングは旅行者が観光地に行って観光して
ほとんどの現地の人は、興味なさげにしか観光客を相手しない。
けど、
サイクリングは完全に違う。
1日だいたい100キロしか進まないけど、
むしろ現地の人たちが自分たちに興味もって
すごいたくさん質問してくるんだとか。
そういえばデイビッドさんも
アジアやヨーロッパをサイクリングしてた時にみんなに助けられてた。
って言ってました。
しかもこのロシア人の女性は安全面もそう問題ないと。
なんと、この3人タフな。
自分一人がただの自転車好きで、3人が世界をサイクリングする人。
サイクリングで旅をする、というのもすごく魅力的です。
また、トディーショップ。
おっちゃんが持ってるのは体長1.3mくらいのでっかいトカゲ。
骨が多いけどおいしいらしいです。
火の上を歩く前に行列は川から始まります。
さっそくトランス状態に入ってる人多数。
KLのタイプーサムとは違い、ここは地方のお祭り。
規模は全然小さいですが、
なんと、華人のおっちゃんまでも参加してました。
なにやら同じ神様を信仰しているようで、
でもトランスに入るのってハヌマーンだから猿の神様。
きっと斉天大聖の孫悟空でしょう。
ちょっと首についた花がヒンドゥーっぽいですが、
いやいや、頬に通したやつに小さな赤い提灯が付いてます。
あれが華人の証。
おっちゃんは身体をゆらゆら揺らしながら
小さい鈴の付いた足を、リズミカルに足踏みしてました。
シャン、シャン、シャン、シャン
どうやらここは
華人の人たちも積極的にこのヒンドゥーの祭りに参加しているようです。
行列組んだり、トランスには入りませんが
手を合わせてたり、額にぽちっと赤いの付けてたり。
KLのとは大違いです。。
ここにも果物をムシャリ食べながら歩いているハヌマーンがいました。
たぶんあれは、ハヌマーンが果物大好きなんでしょう。
寺院へ戻ると、さっきは誰もいなかったのに人がたくさん。
もはやナイスポジションで火の上を歩く姿は見れなさそうです。
ぐるっと人垣ができててよく見えません。。
火の上を歩く儀式が始まりました。
昔テレビで、火の上を歩けるのはなぜか!?
という科学検証番組がやってて
それは極度の集中と緊張により足の裏が汗をかくことによって、
それがコーティングの役割をして火傷をしないんだとか。
いやいや、そんなこといっても、、
おっかないですね。だってありゃかなり熱そうですし。
熱いのは当事者たち。
勇気ある者は堂々と踏みしめるかのごとく火の上を渡って行き、
心に不安を残す者は走り抜けます。
火を渡りきったとこには牛乳があって、そこにて足を冷ます。
最初に渡った一番偉い人であろう人の渡りはおみごとでした。
しかし、残念ながら
その火渡りしてるときの写真を撮るのすっかり忘れてました。。。
寺院の中にもトランス状態に入っている人が幾人か。
しかも突然暴れだすかの様に目を丸く開き形相を変え、
踊りだし、意識が彼方へ行ってしまったようです。
響き渡る連打の太鼓。
耳から頭の中に入ってきて、意識の中までも揺られそうで、
ビリビリと体中の表面にもその振動が響きます。
えっ?
あれはほんとにトランスに入ってるのかって? 思いました?
思ったか、思ってないか分かりませんが
自分も最初は疑ってました。
急にって何事? んなまさか。って。
回りにいた人に聞いてみると
毎日ハヌマーンに祈りを捧げないとダメなんだ。
1回トランス状態に入った人は、
2回目からは意識をしなくてもハヌマーンが降りて来てしまうんだ。と。
だから突然「ふんぬっ!」って始まります。
トランスに入るか、入らないか、それが本当か偽りか、
信じるか信じないかではなく、
ハヌマーンはそこにいて、降りてくるもの。
なのでしょう。
それが信仰心なのだと思いました。
トランスが終わった人は我を取り戻した様に目が戻り
そして、ぐったりと疲労してました。
セレモニーが終わったころにはすっかり暗く、夜。
寺院の中や回りには相変わらず人がたくさんいて、
まだ何やらかをやっていました。
今回は生きた英語に感動したので、かなり良い刺激になりました。
ありゃ本当にぜんぜん違いますね。
ということで、ほんとはもっと英語教えてほしかったですが、
サイクリストたちに別れを告げ、学校があるため夜行バスにて帰→KL。
次はどこぞへ。。

