Lines of Sight ~それぞれのアジアへの視線~

パリッブンター・CNY その4

もう旧正月の雰囲気も落ち着いて、日常へと戻ってますので
バスも難なく乗れまして 
KLから再びパリッブンターへ。
 
この時期は旧正月の最後の行事があって
みかんを海やら川・池・湖に投げるらしいのですが
残念ながら情報が集められず。。断念。

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今回は、前回参加したプチ山登りエクササイズ
彼ら曰くハッシング(Hashing)
の年に一度のマレーシア全体の集会。
 
マレーシアの村・町などさまざまな地域にこのハッシングのチームがあります。
いろんな場所で年に1回こういったマレーシア全体のチームを集めてハッシングする
イベントがあるようで、今回の場所はイポー(Ipoh)。
毎回新しくTシャツやらポロシャツやら、タンクトップやらが新しく作られます。
今回も配っていたのは、赤いTシャツでした。
 
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イベントのスタート会場には各チームのテントがあって、
水、スイカ、お菓子などを配ってました。
いちおうお祝いだからでしょう、
ライオンダンスをやってましたが、やはりみんな見慣れているようで
ほとんど気にしてなかったように見えました。
ちなみに、参加するのは華人とインド系の人たちだけ。
 
なぜかって?
 
それは、このハッシングが終わった後の乾杯があるからです。
イスラム教徒の人たちはお酒が宗教上飲めないため参加しません。。
 
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でも、開会式にはマレー系の偉い人が参加してました。 
 
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今回のハッシングはお祝いもかねているようで、
45回目のこのイベントと、
この眼鏡をかけたおっちゃんの75歳の誕生日ハッシングだそうです。
おっちゃんのハッシング歴は何やら世界一らしく
ハッシングを毎日やってるギネス保持者らしいです。 
 
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スタートしました。
みなさん、やはり各地域のシャツを着ています。
中にはスタートの前から
「ハッシング前のエネルギー補給せにゃならん。」
といって一杯やってるおっちゃんもいましたけどね。。
エクササイズしたいんだか、飲みたいんだか。。 
 
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コースは2種類ありまして、
ショートコースと、ロングコース。
考えものです。
左の写真がショートで、右がロングなのですが
明らかにロングコースの方が険しそうです。
 
ですが性格上、ここでどうしてもショートコースを選択する事ができません。
男ならロングだ。
などと思ってしまいますから。。
 
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ロングコースの入り口から登りにかけては、もう渋滞です。
空は今にも大粒のスコールをひっくり返すかのように重い。
さらに、
登りが地味にキツく、こりゃもう完全な山登り。
渋滞がひどいと後ろから
「オン! オン! オーーーーーン!!」
という声が聞こえてきます。
おそらく進め! の意味なんでしょう。
熱帯の森独特の蒸すような感触。
鳥の鳴声も声高に歌い、応援してくれてるんでしょか。
 
目印のピンクの紙がそこら中に撒かれてるので、
それを頼りにみな進んで行きます。
 
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一山完全に登り、正直思ったよりほんとに疲れました。
まさかここまでとは。
下山途中の斜面からは、山を削って高級住宅地を造ってる谷間が見えました。 
 
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飲み物も食べ物も自由にもらえるため
そりゃもう、そこらじゅうで飲んで食べて。
みんなこのハッシングして一汗かいた後の一杯がたまらんから
登るのでしょう。
 
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華人たちが大半なので、今回もショーガールと呼ばれる人がいまして、
一回のショーで2000〜3000RM(約6〜9万)らしいです。
それと共にカラオケ大会もやってて
踊ってたり、かなり盛り上がってましたね。
みんな好きなんですね。
 
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次はハッシングとは打って変わって
 
インディアン・ファイアー・ウォーキング(Indian Fire Walking)。
 
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各ヒンドゥー教寺院で年に一回行われるらしいのですが
今回はここ。
準備している、これから歩くであろう場所には火や炭が盛ってあり
轟々と熱を放ってます。
空は晴れ、気温はいつものように30度を越える暑さ。
それでも近くに寄るだけで熱に顔を掴まれまて、
信じられません。
これはさすがに絶対熱すぎです。 
 
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神輿に神様を乗せてます。
これは日本と同じように町を練り歩きます。 
 
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デイビッドさんは、マレーシアをサイクリングで旅する外国人を受け入れて
この地元を案内したり、旅の相談や質問に答えたりしています。
前回の旧正月シーズンには自分一人が訪問者だったのですが
今回は英国人の男性とロシア人の女性が二人。
二人ともサイクリストで、それぞれアジアを数ヶ月間自転車で旅するらしいです。
 
そりゃあ、もう感動したのなんのって!
 
英語が、、これこそが生きた本当の英語です!
 
今の学校の先生はネイティブですが、外国人相手の授業英語なので
生きた自然な英語ではありません。。
普段喋るのは留学生の友達とマレーシア人だけ。。
こんな英語初めて聞いたかもしれません。
感動です、ほんとに。
 
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二人にサイクリングとバックパキングどう違う?
と質問すると、
バックパッキングは旅行者が観光地に行って観光して
ほとんどの現地の人は、興味なさげにしか観光客を相手しない。
けど、
サイクリングは完全に違う。
1日だいたい100キロしか進まないけど、
むしろ現地の人たちが自分たちに興味もって
すごいたくさん質問してくるんだとか。
そういえばデイビッドさんも
アジアやヨーロッパをサイクリングしてた時にみんなに助けられてた。
って言ってました。
しかもこのロシア人の女性は安全面もそう問題ないと。
なんと、この3人タフな。
自分一人がただの自転車好きで、3人が世界をサイクリングする人。
サイクリングで旅をする、というのもすごく魅力的です。
 
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また、トディーショップ。
 
おっちゃんが持ってるのは体長1.3mくらいのでっかいトカゲ。
骨が多いけどおいしいらしいです。
 
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火の上を歩く前に行列は川から始まります。
 
さっそくトランス状態に入ってる人多数。 
 
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KLのタイプーサムとは違い、ここは地方のお祭り。
規模は全然小さいですが、
なんと、華人のおっちゃんまでも参加してました。
なにやら同じ神様を信仰しているようで、
でもトランスに入るのってハヌマーンだから猿の神様。
きっと斉天大聖の孫悟空でしょう。
ちょっと首についた花がヒンドゥーっぽいですが、
いやいや、頬に通したやつに小さな赤い提灯が付いてます。
あれが華人の証。
おっちゃんは身体をゆらゆら揺らしながら
小さい鈴の付いた足を、リズミカルに足踏みしてました。
シャン、シャン、シャン、シャン
 
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どうやらここは
華人の人たちも積極的にこのヒンドゥーの祭りに参加しているようです。 
行列組んだり、トランスには入りませんが
手を合わせてたり、額にぽちっと赤いの付けてたり。
KLのとは大違いです。。
 
ここにも果物をムシャリ食べながら歩いているハヌマーンがいました。
たぶんあれは、ハヌマーンが果物大好きなんでしょう。
 
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寺院へ戻ると、さっきは誰もいなかったのに人がたくさん。
もはやナイスポジションで火の上を歩く姿は見れなさそうです。
ぐるっと人垣ができててよく見えません。。
 
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火の上を歩く儀式が始まりました。
 
昔テレビで、火の上を歩けるのはなぜか!? 
という科学検証番組がやってて
それは極度の集中と緊張により足の裏が汗をかくことによって、
それがコーティングの役割をして火傷をしないんだとか。
いやいや、そんなこといっても、、
おっかないですね。だってありゃかなり熱そうですし。
 
熱いのは当事者たち。
勇気ある者は堂々と踏みしめるかのごとく火の上を渡って行き、
心に不安を残す者は走り抜けます。
火を渡りきったとこには牛乳があって、そこにて足を冷ます。
最初に渡った一番偉い人であろう人の渡りはおみごとでした。
 
しかし、残念ながら
その火渡りしてるときの写真を撮るのすっかり忘れてました。。。
 
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寺院の中にもトランス状態に入っている人が幾人か。
しかも突然暴れだすかの様に目を丸く開き形相を変え、
踊りだし、意識が彼方へ行ってしまったようです。
響き渡る連打の太鼓。
耳から頭の中に入ってきて、意識の中までも揺られそうで、
ビリビリと体中の表面にもその振動が響きます。
 
えっ?
 
あれはほんとにトランスに入ってるのかって? 思いました?
 
思ったか、思ってないか分かりませんが
自分も最初は疑ってました。
急にって何事? んなまさか。って。
回りにいた人に聞いてみると
 
毎日ハヌマーンに祈りを捧げないとダメなんだ。
1回トランス状態に入った人は、
2回目からは意識をしなくてもハヌマーンが降りて来てしまうんだ。と。
だから突然「ふんぬっ!」って始まります。
トランスに入るか、入らないか、それが本当か偽りか、
信じるか信じないかではなく、
ハヌマーンはそこにいて、降りてくるもの。
なのでしょう。
それが信仰心なのだと思いました。
トランスが終わった人は我を取り戻した様に目が戻り
そして、ぐったりと疲労してました。
 
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セレモニーが終わったころにはすっかり暗く、夜。
寺院の中や回りには相変わらず人がたくさんいて、
まだ何やらかをやっていました。
 
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今回は生きた英語に感動したので、かなり良い刺激になりました。
ありゃ本当にぜんぜん違いますね。
 
ということで、ほんとはもっと英語教えてほしかったですが、
サイクリストたちに別れを告げ、学校があるため夜行バスにて帰→KL。
 
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次はどこぞへ。。 
 

パリッブンター・CNY その3

トディーから回復して、活動を開始します。 

マレー系の結婚式がある時は道に目印があるのですぐ分かります。
この日もサイクリングをしながら目印を発見。
 
辿って行くと、テントと人だかりです。
でも時間がちょっと早かったようで新郎新婦はまた来ておらず
人だかりに混じってご飯をよそってもらってると、
デイビットさんが、
「ケイタ! もう来てるよ、あそこ!」
はっ!
なんということ、いつの間にやら新郎新婦は来ていて
ご飯に気を取られて見たいポイントを逃しました。。。

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マレー系の結婚式は基本的に家です。
この日は新郎の家で、次の日は新婦の家で。と2回。 
 
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親族は新郎新婦とお祝いしてましたが、他のみんなご飯を食べてたり。
帰り際にお土産をもらいました。
こんな、突然どっから来たか分からない日本人にも快く渡してくれました。
お土産には、ゆで卵とお菓子。 
なぜ、ゆで卵??
聞いても、分からず。  伝統よ。とのことです。
 
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そして、次はインドの結婚式へ。 
 
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会場は、ここはおそらく普段は体育館として使われている場所です。
壇の上では、新郎・新婦がそれぞれ別々に結婚式の準備をしてました。
ヒンドゥー教の神官のおっちゃんと一緒に書類を読んでたり、
結婚式用のドレスを用意したり。
この時はまだ一緒に座らないようです。 
 
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結婚式はまだ始まらないようなので、まずはカレー。
この結婚式でも招待はされたけどご飯だけ食べて帰る人がたくさん。
むしろホールの中には最初から全員分席はありませんし、
ほとんどの人は結婚の儀式を見てない様子でした。
 
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青いサリーに着替えた新婦が行列を作って再度入場してきました。
とうとう結婚式が始まったようです。 
 
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音楽担当はこの人。
もちろん全てインディアンの曲で、一曲終わるごとに次の曲をクリック。
  
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全てがなぞです。
いろいろと、両親の足を洗ったり、儀式を順々にやってるのですが。
なぞ。
えっ? なんで洗ってるの?? と不思議に思ったり。
日本で自国の風習に対して、こんななぞに思わなかった気がします。
元からあったものとして、すべて自然に受け入れてたんでしょう。
ここで質問しても、全ての答えは分からず。
やはり彼らにとってもこれが自然だからでしょうか。
ちょっと分かったのは、
ココナッツがやたら大事なのと、種はこれからの二人の人生が成長していく証、
それと小物やら、いろいろ全てに意味がある。ということ。
そんなことが分かりましたが。
異文化に触れるというのは、自国の文化に間接的に触れてるみたいです。。
 
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よく分からないうちに、新郎新婦の頭に布が巻かれ、
新郎が新婦の首に紐を結ぶと
バンッ!! 
という音とともに紙吹雪がひらひら。
完全に不意をつかれて、ほんとにびっくりしました。
どうやらここが一番大事なポイントらしいです。
 
新婦や親族は幸せのあまり感動して、涙してました。
なんと、
幸せすぎて涙を流せるなんて、素晴らしい。
 
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そして、新郎新婦はこの壇上をぐるぐると右回りに歩いてました。
なぜ? もう終わったんじゃ??
と思いましたが、もう良いです。
みんな幸せそうなので、こんなふらっと来た日本人がこれ以上じゃまできません。
 
神官のおっちゃんは儀式最中は汗だくだったので、
終わったその顔にはどこか清々しい達成感がありました。
 
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中国旧正月は14日ですが、福建の人たちはちょっと違います。
彼らの正月は旧正月明け9日後。
なぜなら、昔々、中国が戦火にあったとき福建の民はサトウキビ畑に隠れていました。
そして旧正月がきましたが、彼らは気づかず、
9日後に戦火も落ち着いてサトウキビ畑から出た時に、正月のお祝いした。
それが福建正月(Hokkien New Year)の始まりだそうです。
 
だからそれを見にパリッブンターから車でちょっと行った所の
クアラクラウ(Kuala Kurau)へ。
ここは福建から来た人たちがわりと多くて、
特にデイビットさんの友達のいる一角はぎしっと集まってます。
 
行ったらさっそくその準備をしてました。

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祭壇を作っていろいろと食べ物やお酒、紙銭、
そしてもちろんサトウキビも置かれて準備されてました。
 
紙銭は死者が冥界にいてもお金を使えるように焼いて、
食べ物はこの福建正月が過ぎたら食べるんだとか。
 
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この人形は厄払い用です。
0時を過ぎてお祈りをした後、父から順に母が人形を持って
身体の周りをなでるように厄払いをします。
 
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祭壇の物の置き方や、組み方も基本はあるのでしょうが
各家によってちょっとずつ違います。 
 
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0時をまわる頃になるとみんな線香に火を点けて
祭壇に向かってお祈りし始めました。
最初に夫婦、そして子供たちの順番。
 
ここでもやはり、いろいろ不思議なので
これの意味は? とか、 これは何??
とか聞くのですが、みんなやっぱりはっきりした事は分からないようです。
 
そりゃそうですね。
よく考えれば、
自分が外国の人にものすごい細かいポイントで、
日本文化の事を聞かれてもたぶん分からないですし。
身近にありすぎる物の意味って、なかなか知らないものなんですね。。
 
だから、彼らが毎年福建正月をやるのも意味は知らないけれど
それが普通で自然なんでしょう。
 
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線香を点け、お祈りをして約1時間待ちます。
1時間待つものらしいです。
 
その間は、花火と爆竹。
 
そして、とうとう焼きが始まりました。
祭壇にお祈りをしてから、ぞくぞくと焼かれていきます。 
 
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この区画だけは、かなり福建の人たちがかたまってるので
あっちでもこっちでも焼いてました。
紙銭を焼いて、それからこのいろいろ焼いて、
最後にサトウキビを焼いてました。
 
でもちょっと通りに出たりすると、そこには何もしてない家が。
そう、
彼らは福建出身じゃないのです。
もしかしたら広東だったり、海南かも、潮州かも。。
この時ばかりはどの家が福建か一目瞭然です。
帰り道、遠くからでも家の前に火が見えるのですぐに分かりました。
 
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と、やたら盛りだくさんな今回の旅行。
学校が始まるため夜行バスにて帰KL。 
 
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デイビッドさんが、土日にまたイベントがあるから戻って来るのが良い。
とのこと。
 
その4へ続く。。 
 

パリッブンター・CNY その2


インド系の婚約式へ。
  
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これは結婚式じゃなくて。婚約をする儀式だそうです。
ヒンドゥー教寺院でやるのですが、
日程・儀式・その他もろもろ、全てヒンドゥー教に沿って行われます。
ちなみに子供が生まれた時もヒンドゥー教の教えから、
何の文字から始めたほうが良いか決まるそうです。 
親戚やら、友人やらが夕方ふらふらと集まってきます。
 
寺院の入り口まで様々な格好をしたガネーシャに挟まれて、
赤いカーペットが敷かれています。
カーペットの上を歩くのはちょっと渋いため、ガネーシャの横っちょを歩いて入り口へ。
聖水のような、何やらの水を頭にひゅっ!とやられ
この赤と橙のを眉間らへんにぽちっ。っとみんなやってました。

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新郎新婦が来る前に、女たちが行列を組んで
花やらお菓子やらを持って中へと入って行きました。
 
でも入って行くほとんどは女たち。
男たちはといいますと、外で喋ってました。
みんなは中に入れないから、だそうです。
女たちのほとんど全員はサリーやインドの伝統的な服を着てるのですが、
男たちはみんな普段着です。。なぜ。
まあ、日本で浴衣をきるとかわいさ3割増と聞きますが、
ありゃサリーもかわいさ3割増しですね。
キレイです。だから別にいっか。
  
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なにやらの儀式がずっと行われています。
中には入りにくいので外から除いていましたが、
インドゥー教の神官のような人と新郎新婦の父たちが受け取ったり、渡したりと
ほんとに何やらかをやってました。
きっと順番とかが大事なのでしょう。

新婦には金のアクセサリーがたくさん。絶対に必要なものらしいです。 
それがないと結婚できないんだとか。 
 
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タイミングを計って、お菓子が振る舞われたり
建物の外ではカレーがあってみんな食べてました。
でも、中にはここに招待されたけど、
儀式を見るのは面倒だったり、時間がない人もいます。
そんな人たちはカレーだけ食べて帰るそうです。
 
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儀式も終わりに近づいてきたら
親族からでしょう、の順番で赤いぽち。を眉間につけてお祝いしてました。
新郎新婦の眉間もそりゃ無限ではないので、途中拭き取ったり。。
しながら、婚約の儀は終わり。
 
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そして、またサイクリングへ。
ここ周辺はものすごいカンポン(マレー語で村)の雰囲気があります。
田園が広がっていて米を作っている農家も多く、
高床式で装飾が綺麗な家もたくさん。
そりゃ、日差しは暑いしまぶしいですが、
このカンポンの雰囲気まんまんの道をサイクリングするのも良いもんです。
 
しかしペダルが壊れ、結局バイクにてお宅訪問。。
 
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さすが、中華系のお宅!
全く甘くないお茶をいただきました。
マレーシアはほとんど何を飲んでも甘いので、懐かしささえ。 
 
アンパオと呼ばれる、日本でいうお年玉をもらいました。
これを目当てに片っ端から家を訪れる人もいるんだとか。
でも、それは悪い事ではなくて、お祝い事だそうです。
ちなみにアンパオは華人の文化ですが、
今ではマレー系もインド系もみんな
アンパオを自分たちそれぞれのお祝いの時に子供たちにあげてます。
華人たちは赤の入れ物、マレー系は緑、インド系は・・もらったのですが、忘れました。。。
 
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バティックの作業場
 
バティックとはインドネシアとマレーシアにある特産品で
ろうけつ染めという技法を使っています。
ここではホームページに大量にあるデザインから自らオーダーできるんだとか。
サロン(腰巻き)やパレオ、スカーフと用途はさまざまです。
この兄ちゃんの塗りはやはり職人。
隅の細い部分まで布への浸透率を計算して塗ってました。
しかし、 
作る人が2人しかいなくて大変そうです。。 
 
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一見清々しい海辺の景色です。
が、
ここは約10年前まで2〜3キロほど沖へマングローブ林や住居があったそうです。
今では見る影もなくなってます。全て開けた海。
マングローブどころか、石が置いてあって波の浸食を防いでいて
小さい浜までできあがってます。
 
なんとまぁ、なぜ。。?
たった10年で2〜3キロあったマングローブが自然に消滅するのは早すぎます。
 
どうやら
網を海の底まで降ろして、海の砂ごと根こそぎ漁をしたことが理由らしいです。
漁を繰り返す事によって地面が削られ、坂ができて
どんどんと地面が沖へ沖へと下がっていって、
それと一緒にマングローブの林も消えていったんだとか。
 
あらら、、こんなとこにも自然の痛みが。。
 
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華人の家の玄関にあるこの漢字は先祖がどこから来たのかを表しています。
この家は発張新、他は清河、太原とかいろいろ。
 
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卵工場
 
外で兄弟が卵を分けてて自分は初めて見て感動したのですが、
彼らは・自動卵の大きさ選別機・を使っていました。
コツン、コツンと卵の重さを量るように上下に動きながら選別していきます。
なんとまぁ賢い発明でしょうか。
 
その後、選別された卵は塩と黒い粒の入った傾斜マシーンへインします。
筒が回転しながら上からコロコロコロと卵が転がってきて、出でくると、
みごと。
きれいに卵が黒いので囲まれています。
この黒いのには塩が含まれていますので、配送して人が食べる頃には
卵の中に塩味が入ってるんだとか。
 
この塩卵機が発明されるまで1日手作業で数百個しか作れなかった塩卵が、
なんと、
数千個単位で作れる作れるようになったんだとか。
マシーン発明とはすごいもんです。
 
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「今日はエクササイズの日だ。走りに行こう。でもチームのTシャツを着なきゃダメだ。」 
と言われ青いTシャツを貸してもらい出発。
デイビッドさんのインド系の仲間も一緒に車で山へ。
 
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あれ? 走るのになぜ山?
 
と思ってると、さっそく出発。
 
先に出発した誰かが目印を置いてくれてるので、それを辿ればいいだけです。
が、、
一向に走る気配はなく、プランテーションや森の中を登ったり下ったり。
こりゃプチ探検みたいで、走るんじゃなく山登りです。
最初は、おっちゃんたちの運動だからと
ちょっとなめてかかってましたが地味に良い運動になりました。
終わるころには汗だく。
おっちゃんたちは毎週場所を変えてこの運動を続けてます。
 
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運動で疲れた後、何をするかといいますと
みんなで乾杯。
いやいや、でもあんまりお酒飲まない派なんすけど、
ちょっとで大丈夫だからと注がれ続け。。
ペットボトルに入った白濁のココナッツ酒のトディーという飲み物や
JAZというマレーシア産のビールを3本ずつ。
旧正月フェアで3本頼むとミニギネスが1本サービスで付いてくるので。。
 
しかしまあ、おっちゃんたち飲むの好きだこと。。
 
ここで覚えたタミル語をちょっと
実践で使う時はカタカナ表記なので発音には注意です。
 
マナカム       ー   ヒンディー語のナマステと同じ。
イェーットゥ・ママー ー   乾杯!
ポイトゥー・アラン  ー   またね!
 
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旧正月休みを明けた漁村は、閑散として誰もいなかった雰囲気とは違い 
漁から帰ってきた舟がいたり、せりがやってたりと
仕事の雰囲気に変わってました。
 
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干し魚工場
 
おばちゃんたちがせっせと魚のはらわたをとってました。
なんせ捌けば捌くだけ給料が増えるからで、干した魚を運ぶ時も動きの速いこと。
自分もバイトしてたとき、あんなに速く動いてたんでしょか。
ちなみにこの干し魚はアラビア各国へ輸出されるそうです。
 
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トディーショプ
 
トディー(Toddy)とはパームワインのことです。
アジア各国やアフリカなので飲まれていて、
マレーシアには英国人がインド人と一緒にこのトディーも持ってきたらしいです。
花が出てくるところを縛って一束にして壷をつけ、
1日2回収穫します。
放っておくとどんどん発酵が進むので、
収穫したてが一番アルコール度数も低いし、香りも新鮮。
 
 トディーを売るおっちゃん
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と、
 トディーを収穫するおっちゃん
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マレー系の人はイスラム教なので来ません。
来るのは華人とインド系のトディーファンたち。
今は休みだから、1日中ここにいるらしいです。
 
せっかくだから新鮮穫りたてを飲ませてもらいました。
が、
匂いが! 独特!
口に入れたとたん芳醇な香りがすると思いきや、
独特な後味のような香りも同時に。
ココナッツジュースの香りが4倍になったみたいな。
慣れるまでちょっと時間を要します。。
 
そして、なんといってもトディー目当ての大量のハエにも慣れねばなりません。 
 
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「オサケノマナイハニホンジンナイヨ!!」
とちょっと日本語喋れる華人に言われ
トディーに完全にやられました。
半ばふらふらでナイトマーケットへ。
 
写真を撮るにはこういうコミュニケーション、
いやノミニケーションも必要なのでしょうか・・・。
 
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気を晴らすためにジュースを飲んでデイビットさん宅へ戻る。。
 
 
3へつづく。
 

パリッブンター・CNY その1

2月14〜28日までは中国旧正月でした。
マレーシアではチャイニーズ・ニュー・イヤー(Chinese New Year = CNY)。
恭喜発財とみんな言ってます。
 
中国の文化では1日目にはこれ、2日目にはこれ、3日目には・・・
といろいろと決まっているらしいです。
 
いつものように体験させてくれる家族を探してると、
あららら、
まったく見つからず。今までで一番渋い。
全ての家族が
「あ〜、、残念だけど親戚が何十人も来るからスペースがないんだよね。」
って、そんなたくさんですか。残念。
 
きっとどこかにマレーシアの旧正月の、
その親戚ごった返す感を体験させてくれる家族がいるはず!
と、願うがやはり見つからず。
 
こうなったら猫の手でも借りたいと思い、
インド系のデイビッドさんとこへ行く事に。
華人の家族のとこに行きたいのに、インド系はちょっと、、
が、もうしかたあるまい。旧正月が始まってしまう。時間もないし、万策尽きました。
彼曰く、
「分かった、おれが出来る限り旧正月を体験させてやる」とのこと。
心強い。

ということで、ペナン州はパリッブンター(Parit Buntar)へ。
 
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これがまた、長期休みの時はバスが激混みするのです。
ほんとはさっさと家族を見つけて悠々と出発したかったのですが、
そうはならず、出発当日の早朝にいつものようにプドゥラヤ・バスステーションへ。
バスのカウンターへ行くも
「NO! NO! NO! 全部フルだよ!」ってパリッブンター行きは全く買えず、
なんとか勢いで近くの場所のバターワース行きのチケットを購入し、1時間半ほど待つ。
 
ようやくバスが来るものの
はら? バスの中すでに満杯ですけど?
しかし同じように待ってて、同じチケットを持ったマレーシア人や外国人観光客もたくさん。
こら、明らかに全員乗れません。なんせすでに満席。
 
自分がチケットを出すと、なんと
今回ばかしは外国人観光客と思ってくれたのか、乗せてくれました。
もちろん他の待ってる人たちは
「ほらっ! チケット持ってんじゃん! なんでバス乗れないんだよ!」
と、
「NO! NO! NO! このチケットうちの会社じゃないよ、ほら色違う。
 待ってれば、新しいバス来るから! 乗れない、乗れない。NO! NO! NO!」
 
なんと、自分はラッキーな。
このバスに乗れなかったら到着は翌日になっていたでしょう。
席は運転手のおっちゃんの隣のエクストラ・シート。
まさに滑り込み。
 
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バタワースでバスを乗り継ぎ、早朝出たのに到着した時は夜の8時。
普通の日なら5〜6時間で着くところを。。 
 
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この日はチャーニーズ・ニュー・イヤーのイヴです。
さっそくデイビッドさんが、
なにやら人がたくさんいてお祝いしてるところへ連れてってくれました。
前の職業で顔が広いようで、近くの友達の家でさっそく一杯。
 
この旅はマレー系の家を訪れるのとは訳が違くなりました。
 
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ショーガールと呼ばれるお姉ちゃんが歌ってたり、おっちゃんが一緒に踊ってたり
やたら低い花火が上がってたり、爆竹が炸裂してたりと、
勢いが違いますね。こら。
 
ちなみにマレーシアでは爆竹は禁止。KLでは見れないらしいです。
でもここではOK。とな。
 
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0時が近づくにつれ、勢いは坂を下るように増していきます。
そこかしこで炸裂。
爆竹は耳をつんざくように暴れ、人々はそれに驚嘆し、空気はさらに加速。
 
お寺でのお祈りも始まってます。
お線香を持って、いろんな場所でお祈りするみたいですね。
 
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花火をあげてる人曰く、5000RM(約14万)くらい注ぎ込んだらしいです。
 
低い花火が空に光を散らす度、何かが空からパラパラと落ちてきて顔に感触を残します。
多くの人がその花火を見上げて旧正月の始まりを感じるのでしょう。
若者たちはKLのニュー・イヤーの時と同様に
シューーーーッ! ってやり合ってました。
 
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人々は酒を飲んで、花火や爆竹を地で空で炸裂させ、それを見上げ
若者はバイクに乗って乾いた裂音を響き渡らせて走り始めます。
みんなこの活音が好きなんですね。
それらの音とともに正月の夜が浸っていきます。
 
恭喜発財
 
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このデイビッドさんはインド系マレーシア人のサイクリストです。
ある日、家の近くで韓国人のお腹を空かしたサイクリストに出会って助けたことから
彼も自転車に乗るようになったのだとか。 
東南アジアや、南インド、ヨーロッパまでもサイクリング旅行してます。
今度はアメリカへ行くと。
なんとまぁ、マレーシア人でこんなことしてる人はそうはいないでしょう。
 
ということで漁村へサイクリングで出発。
 
途中、エビの養殖場やら、ツバメの巣用の建物やら、プランテーションやら
を通って漁村へ着いたけれど。
そこは閑散。
なんせ、ここの漁民たちはほとんど華人たち。
まだまだ旧正月休みです。
 
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「今日は華人の友達の家に招待されてるんだ。」
と、中華料理を期待してついて行くと
そこにはカレーが。。。
なぜ。
「サトゥ・マレーシアよ。」と奥さん。
そこに呼ばれてた友達もみんなインド系の人たちでした。 
 
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次に、サウナへ。
しかしここもやはり休んでまして、親戚一同がだべってました。
 
このサウナは近代的なサウナではなく、伝統的な村のサウナらしいです。
なんと、燃料はココナッツ。
部屋を暖める時はハーブを使うため香りもいいんだとか。
 
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舟の色が全部統一されています。
 
これは決まりで、場所や地域によって舟の色が違うのだそうです。
ここの舟の色は青・赤・黄色。 
 
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木炭工場
 
ここの木炭は日本にも輸出されています。
マングローブの木を政府から許可を取り伐りに行って、ボートで運び、
それを29日間煙でいぶします。
自分のイメージの木炭は、こう小さいブロックなのですが、
ここの木炭はでかいです。 
渋いおっちゃんが仕事してました。 
 
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地元で人気のミーゴレン屋 
 
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その隣に店を構えるABC(かき氷)屋 
 
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とそんなこんなで、いろんな場所へ連れて行ってくれます。
 
2へ続く
 

タイプーサム 2010・その2

  
タイプーサム 2日目
 
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ホントは夜中じゅう行列を組んだり、何かやってるらしいのですが
なんせそこまでの足がないので早朝の空が明るみ始める時間に出発。
 
バトゥケーブへ着くと空は夜から完全に朝。
みなさん朝も早くから気合い入れて、お清めしたり、刺したり、と威勢が良いです。 
 
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とにかく川辺にはたくさんの人、物、音、人、物、音。
インド系の人らはもちろん行列の準備だったり、仲間の見守りだったりとしていますが、
華人たちもやたらごっつい良いカメラを携えて写真を撮ってました。 
あの気合いの入りようといったらすごいこと。
自分より早くからいたので早朝入りですか、、しかも川の対岸にも、あっちにもこっちにも。
 
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輿を担いでバトゥケーブを目指す人がたくさんいますが、
その輿の名を「カバディ」と呼ぶらしいです。
ヒンドゥー教の軍神で子供の容姿をした「ムルガン」の乗り物が孔雀で、
だから孔雀の羽をたくさん付けたカバディを運んでいるのでしょう。
休み休み進んで行きますが、これまた物によちゃあかなり重そうです。
 
が、みなさん各自趣向を凝らした輿となっております。
バネが付いててやたら、ビヨン、びよんしてたり、
金属性の輿だったり、孔雀の羽が大量にあったりとさまざま。
 
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この行列と人の混雑、太鼓を連打する快音、
気を抜いてこの場に立ってたら圧倒されるかもしれないです。
 
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趣向を凝らすのは輿のカバディーだけではありません。
 
みなさんいったいいつからこのコスチュームやらを考えてるんでしょか。
トランスに入る人たちだって、各自様々な格好です。
  
 この人は背中にオレンジと葉っぱ派      オレンジだけ派
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   ぶどうと花派              背中にフック派(要気合い)
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なぜこのひとらは背中に果物を付けてるんだ??
神様に捧げるためなのだろうけど、なぜ果物??
みかんに、ぶどうに、ライムに、葉っぱに、、、、
  
とか、思ってると今度は りんご 。
 
体中に、しかも両面りんごだらけ!
その時ふと頭をよぎったのは、りんごマン!! だこの人は。
なぜならこの人はりんごを両面に付けているだけではないのです。
横にいる奥さんか、手伝いの人が
りんごをムシャリ食い続けるこの人にパスしてました。
だから手にもりんご、口の中にもりんご。
食べたらまた、りんご。
こらもう、この人はりんごずくし。
 
しかし、
かなりの勢いでムシャリ食ってたので、到着のするころはりんごでお腹いっぱいでしょう。
  
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でも、身体に付けるのは果物や葉っぱ、フックだけではありません。
 
まだまだ。
この服装にも注目したいとこですね。
 
ある人は杖やら武器やらムチ、鈴。神様の持ち物のようです。
  
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この長い黒髪のカツラは、っぽさが増します。
ぎえ〜〜〜〜っってやりながら
赤く染まった舌をだして、眼をぎろぎろ、背中のホックを、ぶらぶら。
 
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とにかくこの格好に、こだわってんだな〜。と感じさせられました。
 
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と、ふらふらしてると
前から気になってた針の階段と椅子でパフォーマンスが始まってました。
 
お祈りを捧げた後、最初に例の甘い匂いのする煙草を飲むように吸い、
両側から二人の男たちが刃を支える上に乗ったり、歩いたり。
 
そして、一歩ずつ確実にライムが歩くとこに刺さった針の階段を上っていきました。
痛そ。
椅子へ着くと、痛みを感じないのか、その勇姿を鼓舞するかのように
幾度となく立ったり、座ったりと、どすんどすん。
 
した後、
そこで見学した人たちが何やら赤いひもをその人に結んでもらっていたので、
流れに任せて自分も結んでもらいました。
何やらの御利益があるでしょうか。
 
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このバトゥーケーブの階段は272段あって
炎天下の中行列を組んでここまでたどり着いた人たちはキツそうです。
さらに大量の人。
階段を上って上の寺院を目指す人たちはゆっくり進まざるを得ません。
そりゃ、横に救護班がいますね。
 
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ミルクをここまで運んで来たのは、自らが飲むためじゃなくて
それを神様に捧げるためです。
だから運んできたミルクは神官に渡して、神様の像にかけてもらってる様でした。
 
まぁ、ほんとにごった返してます。
出稼ぎで来てるインドやバングラ、スリランカの人たちも見学に来てるのでしょうか。 
もちろん外国人旅行者もたくさん。
 
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と、行列の勢いは正午を過ぎると弱まってきたように感じました。
そりゃ熱いし、暑いし、日差しも強いですから。 
 
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何やらの赤い紐をもらったので、これでタイプーサム2010は終わり。 
 
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せっかくのインドを味わうために
スティーブンズ・コーナーのピザナン、砂肝、タンドリーチキンにライチジュース。
 
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ヒンドゥー教は謎多き宗教だと改めて感じさせられました。
 
 

タイプーサム 2010・その1


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2010年もこの時期がやってきました。
 
奇祭 タイプーサム(Thaipusam)
 
本国インドでは危険すぎて禁止になったこのお祭りが
ここマレーシアではまだ見れます。
1月〜2月の間のヒンドゥー教でタイの日にやるんだとか。
 
知り合いのインド系の人に
タイプーサム行きますか。と聞きますと、行かない。
行かない。
私の周りの人たちも行かない。
えっ。
じゃあ、誰が行くの?
  
しかし現場へ行くと、そんな気を忘れるほどたくさんの人がいました。
が、分からないことを聞ける人がいなかったのでいろいろ謎のままです。
 
バトゥケーブへ。 
 
KLからバスにて40〜50分。
タイプーサムの時は臨時バスがKLからもバトゥケーブからもたくさん出ているので、
セントラルマーケットらへんをふらふらしてるとすぐにバトゥケーブ行きのバスに乗れます。

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バトゥケーブに着くとさっそく高い音のする太鼓を連打してたり
行列を作ってバトゥケーブへ向けて歩いてました。
この音楽を聴くと
あぁ、タイプーサムの時期が来たな。
と思いますね。
 
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やたらドレッドの、あれはサドゥーだと思います。
を乗せた輿が大事そうにたくさんの人に囲まれてゆっくり進んでました。
 
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ここバトゥケーブに最近駅がで新しく出来て風景がマイナーチェンジしましたが、
お清めしたり、トランスに入ったりする場所はほとんど変わりなくあります。
行ってみるとやはりグッツがたくさん置いてあって準備してました。
トランスに入った後に背中につけるヤツもたくさん。
 
行列を組んでバトゥケーブまで牛乳を運ぶのですが、牛乳パックから直。
えっ?
あの、これじゃあ、神聖さに欠けるのでは。。
 
昔は牛の乳を搾って、そっからの牛乳を運んでいたらしいのですが、
今の時代は人数も多くなったりで、そうはいかず。
この牛乳パック式になりました。とさ。
 
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と、見学してると
少し横で他のグループの一人がトランスを始めました。
聞くところによりますと猿の顔をしたハヌマーンが入ってくるんだとか。
「キエッ〜〜〜〜ッ!!」
と舌をべろべろしながら出立の準備をして、出発。
杖をつきながら、軽く鈴の音がしてました。
 
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このトランスに入るためには7日間のベジタリアン生活だったり、
いろいろと決めごとがあって皆がみな出来る訳ではないのです。
家族の願いや、さまざまな願い、祈りの為に身を清め神を降ろすのだそうです。
痛みや頭を坊主にしたりするのも、それを神様に捧げるためです。
 
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この未知極まりない状況。
空が次第に暗くなり、また、毎日だけれど、雨が長い線となって激しい音とともに落ちてきた。
湿気も十分に満ちて蒸す。 
男が天を仰ぎ神に祈りを捧げて、あれは降りてきてくれる様祈っているのだろうか。
ライムを四等分に切った後頭のてっぺんに乗せて、一欠け、また一欠け、
そして、半分となったライムを気合いを入れて
「てえーーーーーーーいっ!!」と砕くように果肉を飛び散らせ割ったら
おおおっ!!!
神が、おそらくハヌマーンが降りてきた。ぎえーーーーーっ。
始まった。
火をつけたココナッツの断片を口に入れて、ゆっくりと一旦閉じ、吐き出す。
その吐き出しかたも人それぞれだが。。
眼がぎろぎろと見開いていて大きくなっている。
すかさず横から用意していた、何やらの茶色い甘い匂いのするタバコを差し出し、
トランス状態に入った男は勢い良く、ぶかぶかとタバコで呼吸するように吸い始めた。
 
一人目の男、トランス状態に入りました。
 
その後、雨も一向に止む気配を見せず降り続いている。
仕方なく移動も出来ないためこの場に身を置き、
一人、また一人、また一人とトランスに入っていく姿を見続けた。
まさに日本人である自分には未知の信仰心を見せつけられているよう。
連打音と肌に滑り付く熱さと湿り、この雰囲気が息を呑ませる。
 
その時トランスに入った男たちの数は総勢10人だったと思う。
ここまで長かった。
約2時間はかかった。
ということは、最初にトランスに入った男は、トランスに入った状態で
仲間が全員トランスに入って準備ができるまでの2時間ずっと待ち続けたということ。
あらら。雨の中、ぎえーーーーーっってやりながら。
大変だこと。
 
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もう、そこら中にトランスした人がいます。
楽団の、騒音にも等しいほどの轟音の連打する太鼓の音が
辛うじてこの状況を繋いでいるようにも思えます。
もしその音がなければ崩壊してしまうかのような繊細な空気。
 
誰かがトランスに入った男に話しかけるときは、ものすごく丁寧です。
かがんで、足の先を両手でさっと軽く触れるように触った後
尊敬の目をもって胸に手を当てて話していました。
何やら、この日のアドバイスやらをもらうとからしいです。
 
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そして、初めから数えたら3時間くらいだったでしょうか。
とうとうスタートです。
行列を組んで祈りを纏った人々がバトゥケーブへと向かいました。 
 
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そして、さっきの輿に乗ってたサドゥーらしき人が開会の宣言をして、
どうやら本格的にこの年のタイプーサムが始まったようです! 
 
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この日は暗くなったので翌日もう一回。

その2へ。。 

オラン バテッ

オラン スマブリに続き オラン バテッ(Orang Bateq) に会いにタマンネガラへ
 
タマンネガラ(Taman Negara)の意味はマレー語で国立公園、
70年程前に国立公園になりました。
1億数千年前の熱帯雨林が残っているといわれていて
動物もたくさんおります。
インドシナトラ、マレーバク、ガウル(牛)、
アジアゾウ(たくさんいるらしい)、カニクイザル、スマトラサイ、
シカ、レオパルド、クマ、ヤマアラシ、などなど
全部で約200種の哺乳動物たちがいるそうです。
 
いやいや、まだまだ。
1000種を越える虫たち、300種を越える鳥たち、100種を越える両生類
などなど。
たくさんの生き物がこの太古の森に暮らしています。
しかし、サルたちとたくさん会える事は受け入れやすいですが
なかなか会えないにしろ、トラがまだいたとは、、ちょっと驚きました。

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ナシレマを食べ、自分で食べる食料と水を買い向かいます。
 
いざ行かん、太古の森へ。 
 
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と、思ったら
やはりありましたね。パーム・オイル・プランテーションです。
パームヤシがたくさんある道を抜けたと思ったら
あらら、今度はパームヤシを植え替えるために荒野になっている場所へ。
と、同時に
森の深くですごく古い大きなりっぱな樹であったであろう木の幹を何本も積んで
地鳴りを鳴らしながら逆方向へ向かうトラックと何台も出会いました。
いったいどこから運んでくるんでしょうか。。。
森を大事にするタマンネガラ国立公園とは真逆の存在である、伐採。
 
聞いた話によると
もちろんタマンネガラの樹は切らないけど、その近くから切っている。とのこと。
いい木はわりと高く売れるらしいです。 
あのトラックの数を見ると、かなりの勢いで切られていることでしょう。。
 
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ここでも、スマブリ族の時と同様にラザックさんに案内してもらうことに。
たくさん知り合いがいるようで、
国立公園の入森証やボートの手配もしてくれて、助かりますね。ほんとに。

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やはり、前回同様。
ラザックさんは
「この日本人が泊まりたいって言ってるよ」と言っているのでしょう。
を言って、自宅へと帰って行きました。
 
が、やはり放り出された気は拭えず、
最初はどうして良いか分かりませんね。
 
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最初、オランバテッの人たちを見た時どう思ったかって??
 
そりゃあ驚きましたよ。
なんせ顔がマレー人はもちろん、オラン スマブリと少し似ているけど違くて
色の濃い肌と縮れた髪質。
メラネシア系とか、オーストラロイドというのでしょうか。。
詳しい人種や移動はよく分かりませんが、
思った事は、彼らの先祖がいったいどこからやってきたのか?? です。
アフリカからユーラシアを経てこっちへ??
それとも海から??
 
そんな事を考えてると、
漁に行くということなので同船させてもらいました。 
毎日行くのか聞くと、
たまにしか漁には行かない。とのこと。
ラッキーでした。
 
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先頭に立つおっちゃんが、舵を握る少年に指示を出し船は川を下っていきます。
 
漁の方法は投網。
こっちの方角、もう少し左。もっと、もっと、、、よしよしよし、はい止まれ。
の指示通り舵を握る少年は従い、都合良く船を自在に動かします。
 
素人の自分にはどこを狙って船を止めて投げてるのか分からないのも少々ありましたが、
あれはおそらく川の流れや、水の温度を見極めていたのだと思います。 
 
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一見、感だけを頼りに投げるている。と思える投網漁ですが、穫れるもんですね。 
おっちゃんたち、やります。
 
自分が投げたら、網とともに船から落ちるでしょう。
 
いやいや、、
しかし、暑いの、日差しがめっぽう強いのなんたって!
普段からちょっとは焼けてるのですが
数時間乗ってたら顔も手も足も真っ赤っか。なんてこった。
まさか、KLより太陽の日差しが強いのか?
それともじっと日の本に座り続けていたからでしょうか。。
 
そりゃ、子供達もライフジャケットを被って日よけしますよね。
 
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自分が泊まったバテッ族の住んでいる場所は 
タマンネガラのエントリー・ポイントからボートで約20分川を上ったところの崖の上。
崖の上にあるので、マレーシア人観光客や外国人を乗せた舟、
学生達が歓声や楽しみの声をあげる舟、オランアスリがどこかへ行く舟、
などなど朝から晩まで舟の往来がよく見えます。
それにしても、ボートが来る時のエンジン音はすぐ分かりますね。
鳥たちの話し声と森の静寂の中に遠くからでもエンジン音が響き渡るので。
 
観光客は、
『あれが話に聞くオランアスリの住んでいる場所か。』と思うのでしょう。
崖の上から毎日幾度となく往来を見ているバテッ族の人たちに、大きく手を振ってました。
おーーーーい。といった風に。
でも、やはり日常風景だからでしょう。
いちいち毎回手は振り返さないみたいです。
 
しかし、たまに自分以外川を見ていない時もありました。 
それでも手を振る観光客たち。
おーーーーい。
 
それが日本人だとも知らずに。。。 
 
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ナイトマーケットに行くらしいので連れてってもらいました。
 
ボートにて川を下ること30・40分くらいだったでしょうか、
途中ガソリンを買ったりしながら、少し日も傾きながら。 
 
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帰る頃には赤くなった太陽はタマンネガラのどこか奥のほうに落ちていました。
もう辺りは薄暗く、ボートのスピードもやや速く感じ、
子供たちはナイトマーケットで買ってもらったお菓子をかじってます。
なら、自分も買ったパンケーキをパクリ。
昼の暑さはどこへやら。
夜が深くなるほど涼しさも増していきました。 
 
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実はここから見える対岸の森からがタマンネガラ国立公園で
このバテッ族が住んでいるところはただの森です。
 
あのボートが通っているちょっと向こうの岸に
森の入り口の様なものがあるのを確認できますでしょうか。
そこから、森を抜け、山を越え、他の州までずっと続いているそうな。
もちろん自分に森を抜けろと言っても不可能でしょう。。
話してた彼曰く、
森のことならまかせろ。おれは森を抜けてどこへでも行ける。
とな。
すごいです、ほんと。
 
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ちょっと森へ散歩に行かないか。
 
暇そうに森の声を聞きながら川を眺めている自分を誘ってくれました。
そりゃ、もちろん行きます。
スマブリ族の時と同様に吹き矢を携え出発。
 
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どこからかの草をくしゅくしゅやってると思ったら
それは吹き矢を吹く時に、息で圧をかけて押し出しやすくする物。にするそうです。

でも、ここの森に獲物はいませんでした。
もっと奥まで行かないとダメらしいです。 
 
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テレビでどこかのジャングルで、木から水を飲んでいる姿を見たことがありますが、
まさか自分も飲むことになるとは。
 
水が出てくるのはラテンで、タマンネガラにはたくさん、
たしか18種類だったけな。があるそうです。
この人は全て見極められて、子供たちはまだ勉強中、
自分はどれが何かなんちゃ〜分かりません。
 
スパンッ、スパンッ、と先を尖らせたら、
あらら、水が出てきました。ほぼ無味無臭。
予想外にたくさん出てきて、びっくりです、普通に飲めます。
こりゃ、水筒持ち歩かなくても大丈夫ですね。
見極められれば。。
 
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火起こしに挑戦。
 
国や地域、民族や時代によって火の起こし方は様々でしょう。
彼らの伝統の火起こしでは、火起こし用の木と細いラテンを使います。
もちろん今の時代は彼らもライターやマッチを使ってます。
 
写真にある通り、
木の真ん中をくり抜いて、小さい穴を開けます。
そして、こすりやすくする為に溝を彫ったら木の出来上がり。
 
ラテンは持ちやすくする為に小さい木を端に付けます。 
 
そして、木が動かないように足でおさえて
削るように、強くもなく、弱すぎず、遅すぎず、早すぎず
ぐわーーーーーっと続けてると
徐々に煙が出てきます。
 
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そして、煙が出てきても、なおしぶとく、うまいこと続けると
小さな火種が開けた小さな穴にできます。
 
それを竹を細かく細く削ったものに入れると、
はい。
火のできあがり!
 
すごいです。
 
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バテッ族たちの住むこの場所はタマンネガラの入り口に近いため、観光客が来ます。
マレーシアの学生、外国人観光客などなど。
 
みんなさん、ガイドさんの オランアスリとバテッ族について、の説明を聞いてました。
それによりますと
 
やはり彼らの祖先はアフリカからで、
タマンネガラの中には約7000のバテッ族の家族が暮らしているそうです。
彼らは常に移動を繰り返して暮らしているのですが、
いつ移動するかといいますと
雨で土地がダメになった時、周りに食べ物がなくなった時、集落の誰かが死んだ時、です。
この場所も数ヶ月前に作った新しい場所だそうです。
移動してきた場所から、新しく住む場所に着いたら
絶対に1日で家を造り、住む土地を整備します。
でないと、悪い運が出てくるそうな。
 
などなど説明をしながら
火起こしや、吹き矢のデモンストレーション。
 
マレーシアの学生も、欧米人のグループも吹き矢大会してました。
 
ガイドさんが一言。
『はい、これで負けた人は今日ここで一泊ね。
 あれが泊まる家(自分が泊まってる家)です。』
『えーーーー。むちゃな。』
 
って、すでに日本人が一人ここに泊まってますけど、罰ゲームですか。。。
良いとこですよ。
 
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やはり観光客は、ナチュラルな生活、を感じたいのでしょう。
観光客がここへよく来ることを知ると、
『じゃあ、ここは観光客用の場所なんだ。』
と一人の観光客。
 
そうかも知れません。
観光客が来ると女性や子供は家に入りますが、自分も隠れようと思いましたが、
彼らは快く受け入れ、生活の一片を見せてくれます。
 
しかし、彼らは一時ここに住んでいるだけなのです。
1〜2年ほど観光で数百リンギット(マレーシアの通貨単位)お金をかせいで
また森の奥深くへ戻ります。
そして、他の仲間とバトンタッチ。
バトンタッチする仲間の中には、
子供はもちろん大人もマレー語も英語も話せない人がいます。
まず仕事をするために言葉を教えないとダメだ。と言ってました。
 
森へ戻ったら、また1〜2年は町へ出ないそうです。
出ても、交代でたまに買い出しに町へ行く時だけです、1年に1回くらい。
『あ〜、、今は良いよ。食べ物たくさん食べれるから。森に帰ったらお腹すくんだよね。
 コーラ恋しくなるし。でも森大好きだけどね、最高。』 とな。 
 
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彼らの中に一人だけガイドをしていて、英語が少し話せる人がいました。
いろいろと話せて楽しかったです。
言葉が通じると、分からないことだらけな新文化が少し見通せて全然違います。
 
宗教観について少し。
彼らバテッ族は地を歩く動物は食べず、樹々の上で生活をする動物だけを食べます。
それとは逆にスマブリ族は地を歩く動物も食べます。
現に豚も鳥も食べてました。
なぜ、バテッ族の人々が食べないかといいますと
死者を送る時に、死者が天へすぐに逝けるように
樹のてっぺんにくくりつけます。
地に埋めると動物に食べられたり、荒らされたりするから、だそうです。
その点から、死者を食べたかもしれぬ動物は食べない。ということになりました。
 
しかし、マレーの人からの一言。
樹の上にくくりつけた死体は腐ったりして、臭いを放ちます。
タマンネガラの観光客用のトレッキングコースにもまれにそれがあって、
だからホントは樹の上に死者をくくりつけて送る方法は違法になってます。
 
いや、ちょっと待て。。
タマンネガラは誰の場所。。。?
太古の昔からずっと住んできたオランアスリたちの土地?
それとも、マレーシア人みんなの土地??
でも、森の中で住んでるのはオランアスリたちで
約70年前に国立公園にして、観光客を連れてきてるマレーシア。
でも、マレーシア人もオランアスリもそれで収入の一部にしているし。
でも、オランアスリが収入の一部にしてるのは交代制だから一部の人たちだけで
他の人たちはみんな森の中で生活しているみたいだし・・・。
 
と、一人 問答。
 
 
 
日が暮れていくにつれ
森から聞こえる鳥たちの馥郁たる話し声はより深みをましていきます。
 
新月の夜。
ここは森。暗いから星がたくさん見えるんですね。
あっ。
一つ、星が、動いてる、いや飛んでるんだ。
その小さな光を追っていると、点滅していることに気がつきました。
よく見ると小さな光は青みがかって、空を飛んでいます。
あれは星が空を飛んでるんじゃなくて、
蛍が星のようになりたいから空を飛んでるんだよ。
と、誰かに言われた気がしました。
 
よく森に目を凝らすと、あっ
あそこにも、あっ
あっちにも蛍がいた。
 
 
家に呼ばれてご飯を食べてると
ストリートファイター・チュンリー の映画が発電機を使って始まりました。
ハッ! テイッ! ヤッ!
森に響き渡る戦いの声。 
その後見始めた WWF。 I am the Winner!!!!!!!

夜は更けていきます。
 
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迎えのボートに乗りエントリーポイントへ戻ってきた時は 
この森を初めて見た時の印象とは全然違ってました。
もう昔の生活をしている人たちはいないと思っていた森。
違いました。
森の奥深くではまだまだ残ってます。慣習が生きてました。
 
ちなみに観光客が行くには、入森証にガイドとお金がかさみます。。
 
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実は、火起こしには幾度となくトライしたのです。
 
しかし、、、一度も火種を作るまでにはいきませんでした。
彼らは簡単そうにやりますが、すごく難しいです。
自分がやったら、火種ができる前にラテンが切れてしまいます。
『あーーーーーっ!! 難しい!!』
『簡単だよ。』
どうやら徳田はバテッ族になれないのはもちろん、森でご飯も食べれないみたいです。
ただ得たものは、弱った身体の筋肉が火起こしに耐えられなかった筋肉痛のみ。
 
帰りのボートが来る時まで何回も挑戦してると、 
『これ持って帰っていいよ。』
なんと!
 
ありがとうとさよならを伝えてたら
火起こしグッツ3点セットをいただきました。
先着2名様までバテッ族特製の伝統的火起こしに挑戦できます。
 
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耳でとらえた バテッ語(Bahasa Bateq)!
スマブリ語の時と同様にカタカナで書くため、実際に使うときは発音に注意です。 
 
森へ行く ー チュッバッ ハッ
家へ帰る ー ウィ バハヤッ
食べる  ー チ
飲む   ー アム
水浴び  ー ナイ
家    ー ハニャ
熱い   ー ブッ
 
音はぜんぜんスマブリ語と違います。
もっと、流れるような、こもるような感じです。