Lines of Sight ~それぞれのアジアへの視線~
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06.09.20

Day 182 帰国の日



9月15日、韓国プサンからフェリーで大阪に無事帰国しました。




<写真は全てオリンパスμ720SW、及び、E-1で撮影>
All photos taken by Olympus μ720SW and E-1




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フェリーの甲板でプサンをバックに。9月14日午後4時。プサン出港。


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瀬戸内海を東進。9月15日早朝。


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ルートマップ。プサン出港後、関門海峡、瀬戸内海を通り、あとわずかで大阪。(黒線)


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フェリー甲板から。前方に見えてきたのが大阪。


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大阪南港に着岸。9月15日午前10時。


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下船。


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パンスター・ドリーム号 (プサンから大阪まで18時間の航海だった)


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ターミナルでは宋理事長、NKC佐藤さんが横断幕を持って出迎えてくださった。撮影ご担当は教務課・古田先生。ご父兄(宮澤さん父母と徳田君母)も来て下さった。遠路ありがとうございました。


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記念撮影の場所に並ぶ学生たち


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同上


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同上


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同上


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フェリーをバックに、全員で記念撮影。9月15日午前11時ころ。


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宋理事長と学生


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今後の予定を説明する教務課の古田先生と話を聞く学生


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今後の予定を聞く学生




学生の皆、どうもお疲れ様でした。
学校関係者の皆様、ご父兄の皆様、オリンパス・イメージング㈱様、オリンパス㈱様、コクヨ様、マレーシアのウォンさん、韓国のチョンさん、各国でお世話になった皆様、写真を撮らせていただいた多くの方々、どうもありがとうございました。




(長期の撮影やプロジェクトから戻るといつも感じる空虚な気持ち。気がつくと帰国して早、数日が経ってしまっている。さあ、また始めよう。)



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06.09.13

Day 180 韓国プサン最終日(The last day in Busan, Korea)



Day 180


9月13日


韓国プサンより (海外フィールドワーク最終日)




色々なことがあった6ヶ月の海外フィールドワークを思い出しながら、今日は静かに一人、最後の焼肉をじっくり味わいましょうと夜10時、ホテル周辺の焼肉屋へ行った。他に客はカップルが一組しかいない店だった。


私は店内のメニュー写真に出ていた焼肉を指差すと、係りのおばさんも「了解」と頷き、「カルビ。。なんとかかんとか。。」と言い、注文をとってくれた。


ところが、出てきたのは焼肉ではなく、なぜか玉子スープだった。さっきのあの頷きは一体何だったんだと思いつつ、仕方なく、そのスープを飲んだ。




海外では、自分の思いとそれを受ける相手との間には、どうしてもギャップがつきものだし、それが旅の面白いところだとも思う。ただ、「今回が初めての海外一人旅」という学生が、毎日毎日6ヶ月間、苦労し、耐えながらやってきたのかと思うと、玉子スープを飲みながら、学生たちに頭が下がる思いがした。フィールドワークでは写真を撮る行為はもちろん、体力、気力、企画力、根回し、実行力、言語力、生活力、自分自身の内にある情熱、その他、およそ考えられる全てが試される。続ける理由より、辞めたくなる理由の方が多いことなど、ざらにある。


心配事も色々あったが、それも彼らは何とかクリアして、今日の最終日を迎えた。


旅の始まりの今年3月、石垣島で撮った学生の写真を見て驚いた。あれから6ヶ月経った今、彼らの顔や雰囲気からは、ふやふやした贅肉のようなものが消えていた。


明日の今頃は、関門海峡を過ぎ、瀬戸内海。




<備考> 

人のこと言えませんが、「あいつら、あさってから、日本の社会にちゃんと適応できんのかなあ」と、今となっては、むしろ、そっちの方が心配です。






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06.09.12

Day 179  韓国・プサン  (Busan, Korea)



Day 179


9月12日


韓国・プサンより




それぞれのプランに従いばらばらになっていた学生たちが本日、プサンの学校指定のホテルに無事、全員集合した。これが最後の集合で、あとは明後日、プサン港から大阪へ向けフェリーで帰国するのを待つのみとなった。




この6ヶ月の長期に渡り、私たちを支えて下さった関係各位全ての方々には、この場をお借りし、厚く御礼申し上げます。また、学生の皆は本当にお疲れさまでした。自分は引率として至らぬ点ばかりで、皆には色々な場面で世話になりました。感謝します。


この旅の経験が皆の将来につながるよう、心より祈っています。





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Day 178   韓国・プサン (Busan, Korea)



Day 178


9月11日


韓国・プサンより




昨日(9月10日)、マレーシアから韓国に到着した。同じ便を利用する学生15名と一緒のソウル入りだった。


ソウルからは最高時速296キロの韓国版新幹線で一気にプサンへ。


マレーシアの熱帯雨林から24時間後、何と、市場で秋刀魚(サンマ)に出会った。
(サンマは私の出身地・北海道根室の名産品。そんな魚にこんなところで出会うとは!)


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そして、空は完全に秋
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さらに、驚いたのがこれ。
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なんと、タラが釧路の箱の上に乗っている。ここは北海道か? 馴染みあり過ぎ。勿論、タラも。 


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タイもいれば、


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アンコウもいる。


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荒金と安孫子だっていた。久しぶりの再会にがっちり握手(をさせて撮影)。


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これは坂本。魚市場に一緒に行った。


韓国と日本。プサンから九州までなら船でわずか約4時間で行けるそう。これまでの6ヶ月の旅を思うと、なんと近いことか。もうそれは誤差の範囲。自分たちもいよいよ日本に近づいたものだと、馴染みの魚を見て実感した。




それにしても、


韓国第一日目は、マレーシアのジャングルとのあまりのギャップに、右往左往でした。


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日本まであと4日。




<上の写真は全てオリンパスE-1で撮影>
All photos taken by Olympus E-1





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06.09.11

Day 176  マレーシア・クアラルンプール最終日 (The last day in Kuala Lumpur, Malaysia)



Day 176


9月9日


マレーシア・クアラルンプール最終日




<写真は全てオリンパスE-1で撮影>
All photos taken by Olymps E-1




むせかえるような緑に包まれる熱帯雨林のあの感覚がどうしても忘れられず、韓国に出発する前に、もう一度、約4時間だけでしたが、ジャングルの中を歩いてみました。


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場所はクアラルンプール郊外。


Forest Research Institute of Malaysia(マレーシア森林研究所)という国立機関が熱帯雨林の研究をしている約200ヘクタール弱の森です。フタバガキやヤシ類、シダ類が見られます。スクーリング施設から車でわずか約40分のところにこんなジャングルがありました。




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大きさが分かるように自分を入れて撮影しました。アフリカのキリマンジャロ山麓のジャングルでも同じような巨大なヤシ科植物がみられます。
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この森には、研究・観察用に木と木をつり橋で結んだ全長約200メートルのWalk Way(樹上歩道)が地上約30メートルの高さに設置されています。サルや鳥と同じ目線で熱帯雨林を上から観察することができるのです。
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そして、フタバガキ科の高木
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熱帯雨林の雨がどのようなものなのかと思っていました。すると、最後の最後、ついに土砂降りの雨となりました。木が雨の中に白っぽく霞む様子が撮りたく、レンズを真上に向けて撮影しました。


カメラは勿論、ずぶ濡れです。


しかし、私のカメラは防水防塵(オリンパスE-1)。まったく問題ありません。これほど自然の中で頼りになることはありません。雨が楽しみとなります。


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このマレーシア森林研究所では、フタバガキを含めた熱帯雨林の再生を研究しています。また、先日は、次のような記事を見つけました。(2006年8月21日付け毎日新聞より要旨のみ抜粋)


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マレーシア農業大学が日本の宮脇昭(横浜国大名誉教授)が長年おこなってきたボルネオの熱帯林再生実験の成功に対し、名誉博士号を授与。宮脇教授はこれまでに201種類・35万本の苗木を植え、1回目の苗木は20メートルを越える樹林に育っている。

* * * * * * * * * * * * * *


熱帯林の再生は不可能であり、切らずに残すのが唯一の方法と思われてきた中で、宮脇教授の実験は、ボルネオの森にとって非常に大きな意味をもつと考えられています。


「いつかその樹林を見てみたい」


そんなことを思いながら、マレーシア最後の午後が森の中で過ぎていきました。


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マレーシア森林研究所の庭




そしてこの6時間後、マレーシアから韓国・ソウルへ向け出発です。





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06.09.08

Day 175  マレーシア・ボルネオ島のこと  (Borneo, Malaysia)



Day 175


9月8日


マレーシア・ボルネオ島からクアラルンプールに戻ってきました。




ボルネオは予想通り、素晴らしい場所でした。個人的にはモンゴルの草原と今回のボルネオが、この6ヶ月間にフィールドワークで訪れた中で、最も印象に残る場所となりました。




ボルネオのジャングル(熱帯雨林=Rain Forest)は世界でも有数の「自然の宝庫」、「自然のホットスポット」です。そんなジャングルに生息するとても面白い生物や、日本人にも関係の深い植物のことなど、少し長くなりますが書いてみます。




<写真説明>
写真は全てオリンパスμ720SW、及び、E-1で撮影
(All photos taken by Olympus μ720SW and E-1)




うっそうとしたボルネオのジャングル


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その中に入ってみると。。。


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キノボリトカゲ科
Green Fence Lizard または Green Tree Lizard (Bronchocoela Cristatella)


キノボリトカゲ科に属する木に登るトカゲです。このトカゲは木に登るのみならず、カメレオンのように体色を緑色から茶色まで変化させ敵の目をくらませます。


写真のトカゲは、私の足音に驚き木の上にさささっと登って逃げていきました。図鑑などではその名前の通り、体が緑色の写真で紹介されていることが多いのですが、このときは、木の幹や周囲の枯葉が茶色系だったため、体も茶色系でした。


この写真は地上約2m50cmの高さの木の幹にじーっと、とまっている様子です。しかし、その位置は私には高過ぎ、背伸びをしても届きませんでした。そこで思いついたのが、三脚にカメラを取り付け、それを手で持ち上げてトカゲの上まで持っていき、セルフタイマーでシャッターを切るという方法でした。ピントは予め10cmくらいのところに合わせて撮るしかありませんでした。はしごがあればもっと楽に撮影できたのでしょうが、ジャングルにそんなもの持っていける訳もなく、結局、このトカゲ一匹の撮影に1時間半以上も費やしました。


ジャングルの中で自分一人、試行錯誤を繰り返しながら汗だくでトカゲを撮影。自分にとっては、こういうことが、フィールドに出て写真を撮る大きな魅力の一つなのです。




さて、カモフラージュでは虫も負けてはいません。


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撮影時には、この虫はこの向きで葉っぱにとまっていました。よく見ると、ヒゲのおじさん風です。


で、写真を逆さまにしてみると


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あら不思議。目、鼻、口が現れ、今度はちょんまげ風のおじさんの顔になりました。(こっちが正しい向きと思われます)。 これで敵を驚かせるわけです。一体、どうやってこんな巧妙なアイデアを思いついたのか、デザインのユニークさも含め、不思議という以外ありません。




さて、面白がってばかりもいられません。ジャングルではアリなどの小さな虫も多く、撮影中、私の体に登ってくるのです。


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カメラをじっくり構え、構図も決め、さあシャッターを押しましょう、というときに限ってアリが私の顔に登ってくるのです。そうするともうだめです。咬まれはしませんが、くすぐったくて、くすぐったくて、もう我慢できません。アリを払いながらシャッターを切ったところで、写真も当然ぶれてしまいます。おかげで何枚ぶれたかわかりません。


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大きめのアリの行進もいたるところで見られます。こんなのが大群で私の足に登ってきたら卒倒しそうです。以前アフリカで日没後、真っ暗な森の中、知らずにアリの巣の上にテントを張り、アリの総攻撃を受けたことがあります。そのアリは、サファリ・アントというあごの非常に強いアリで、ズボンの上からでも咬んできます。毒はなく咬まれても単に痛いだけですが、何しろ数が多いので、それはそれはとんでもないことになります。そんなこともあり、歩くときは注意が必要です。


でも、地面ばかり注意しているわけにはいきません。こんな木も頭上に現れます。


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非常に硬いとげのある木です。見ただけで痛そうです。ぞっとします。


さらに、トゲといえばこれ。ラタン(籐)です。痛そうな感じの植物ではこれがジャングルNo.1でしょう。


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見た感じ、サイズ、そして材質も竹に似ています。でも中は空洞ではなく詰まっています。なので、しなやかで強く、日本では籐(とう、ラタン)の家具として昔から利用されています。ラタンは倒れても倒れても、横になっても伸び続けるので、ジャングルのルートをふさいでいることもよくあります。トゲは大きく強く、その下をくぐる際には引っかからないよう注意が必要です。


「ラタン」で検索すると色々と素敵な家具などが出てきますので、ご興味のある方はどうぞ。ラタン生産はインドネシアが全体の8割以上を占めるそうです。マレーシアでは森林の減少がラタンにも影響を与えています。


ボルネオのジャングルを形成する木々の主役は何といってもこの巨木です。


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フタバガキです。ボルネオのジャングルの主のような巨木です。高さ50m~60mにもなり、他の木々の枝や葉を突き破るように真っ直ぐに伸びる姿は圧巻です。


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フタバガキというのは「羽を二つもった果実」という意味で、実に羽状のものが2枚程度ついています。実が熟すと、バドミントンの羽根のようにくるくる回りながらゆっくりと地面に落ちていきます。より遠くへ飛んでいくため、という説や、高いところから落ちるときの着地の際の衝撃を和らげるため、という説があるようです。


「板根」も熱帯雨林の高木が持つ特徴の一つです。根が地上付近で板のようになり巨体を支えています。(三脚の足のような役目です。) 


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熱帯雨林では雨が多く、落ち葉の腐敗も早いため、しっかりした表土ができません。そのような土壌で巨体を支えるためには、根を板状にする必要があったのです。写真の板根は私が見た中では平均的な大きさのものでしたが、大きいものでは人間の背丈の倍ほどもあります。


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板根の大きさがわかるように自分を写真に入れ撮影しました。


フタバガキは成長が大変遅く、最初の花をつけるまでに約60年、そして、次の花が開花・結実するまで更に数年から10年かかるといわれています。分布速度も100年かかってわずか1キロしか広がらないといいます。


この木はラワン材という名前で知られています。真っ直ぐで節目がなくベニヤ板用として日本に大量に輸出された木です。ところが、フィリピンのラワンは日本向け用に既に伐採し尽され、なくなってしまいました。なので、今の日本の木材市場では「ラワン」ではなく、「メランティ」という名称が使われているそうです。フタバガキをフィリピンの言葉で「ラワン」、それがなくなってしまい、今度はボルネオから輸入しているからです。フタバがキをボルネオでは「メランティ」と呼ぶのだそうです。


成長が著しく遅いという特徴のため、フタバガキは商業的な植林には全く不向きです。つまり、伐採してしまうと、それで終わりということです。植えなおすことは非常に困難なのです。


今から約20年前に書かれた文章を見つけました。(「熱帯雨林の植物誌」(平凡社))より。


その文章によると1985年当時、「ボルネオのフタバガキは伐採により2005年までになくなってしまう」という旨の予測を立てていたのです。2006年現在、ボルネオにはまだフタバガキは残っていて、幸いにも2005年という予測は外れましたが、それも結局、時間の問題だとしたら、そんなことをしてしまって本当に良いのでしょうか。しかも、私たちの日本が、です。


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見上げてもてっぺんが見えないくらいに高く堂々とそびえる木が、近い将来、ボルネオのジャングルから消えていくかも知れないというのです。








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初めて訪れたボルネオのジャングル


そこは驚きに満ち溢れた、かけがえのない場所でした。






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06.09.06

Day 172  マレーシア・ボルネオ島  (Borneo, Malaysia)



Day172


9月5日


マレーシア・ボルネオ島より




フィールドワーク最後の2週間。学生は各自が選んだ国へ再撮に行っている。ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、インド、中国、韓国、ミャンマー、シンガポールなど。そして自分はボルネオ島を選んだ。


もちろん、自然があふれた島だから。


そして毎日、ジャングルに行っている。日帰りでジャングルに行っている。フィールドワークの引率業務をしながら、毎日、ジャングルに行っている。


ジャングルの中は緑一色。緑かぶりをしてしまうほど緑が強い。カメラ(オリンパス デジタルカメラE-1)のホワイトバランスを調整して撮影している。




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ボルネオのジャングルはまさにRain Forest