Lines of Sight ~それぞれのアジアへの視線~
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06.07.28

Day 133  中国・西安より (last day in Xian, China)





Day 133


7月28日


中国・西安最終日




引率者のブログには、引率者としての格調と体裁が求められ、期待される。では、自分の場合はその条件を満たしているのか、ということが不安になった。中国に入ってからというもの、病だからということを口実に、私個人の性格と趣味だけが強調された内容に偏り過ぎてはいないのか。その葛藤とバランスのとり方が微妙で難しい。


学生ならば、彼らの心の内をさらけ出すような個人的な内容であって問題ない。それこそがブログの醍醐味であり、その私的な体験や語り口に感動する。


さて、
そのような前置きをしてから、以下に私の今日のブログ。




写真撮影、日常生活、体調など、現在のところ、中国ではほとんどあらゆることが裏目に出ている。敗北宣言の一歩手前。土俵際、つま先で私踏ん張ってます状態。昨日も良かれと思って食べたピザに負け、その晩、ちょっとわくわくして行ったマクドナルドでは、焦げたパンにはさまったハンバーガーが出てきた。


そんなときは、学生の一人、大谷可奈子の「ワタシやっぱり中国合わないアルヨ・・・」ブログがお慰め。下には下がいることを知り、心がなごむ。「おお学生さん、負けんなよ」と、声までかけてやりたくなる。


私は明日から内モンゴルへ移動し、そこでは大草原ツアーに行ってくる。今となっては、それが唯一の望み。それにしても良い響きですね、大草原。草原好きな私にとり、フィールドワークの引率中、最も期待を寄せる場所。


そこに、大谷可奈子もやって来るという知らせ。予定を変更した由。どうなることか。なにしろ相手はつわもの揃い、ジンギスカンの末裔たち。。。。



PS
ここ西安のインターネットカフェのPCは、カードリーダーを認識してくれない。そのため、写真のアップが出来ずにいる。今日も写真が一枚もないのは、そのためです。ご了承のほどを。


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06.07.27

Day 132  中国・西安より (from Xian,China)





Day 132


7月27日


昨晩西安に着いた。
数年前の冬、妻と観光旅行で来て以来2度目の町。こんなに大きく整然とした町だったのか。


体調ほぼ回復。
で、ピザハットへ行った。
そしたら調子に乗ってピザを食べ過ぎ気持ちを悪くした。


秦の始皇帝が国を統一したその同じ場所で二千数百年後、自分はピザの食べ過ぎでベッドで寝込む。同じ人間でやることがどうしてこうも違うのか。。。 情けないにもほどがある。




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06.07.24

Day 129 中国・敦煌より (Dun Huang, China)



Day 129


7月24日


中国・敦煌より


日本から見て辺境の地といわれる土地。一体どんなところなのか想像もつかなかった場所。砂漠の中のオアシス。しかし、いざ彼の地に立ってみると、何のことはない。子供が道端で遊んでいる。道路工事の人夫が砂利と水をこねている。雑貨屋のおばさんがやる気なさそうに店番をしている。そこにはごく普通の生活があり、家が建ち並び、人々が忙しく行きかう。チベットしかり、シルクロードしかり。結局、当たり前のことだが、辺境などという地はないのだろう。どこにいようが、自分の居る場所がすなわち中心。こんな遠く、と思っていた場所も、それは自分が勝手に思っていただけ。知らなかっただけ。どこでだって人は普通に生きている。


旅は続き、心の中の白地図が少しずつ少しずつ、埋まっていく。


ああ、それにしても。
敦煌といえば平山郁夫画伯のシルクロード。まさか来られるとは思ってもみなかった。しかし、現場まで来ていながらホテルから一歩も外へ出られないとは、ついてない。




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Day 128 中国・敦煌より (Dun Huang, China)





Day 128


7月23日


中国・敦煌より

<近況>



おい、あの五十嵐って野郎、最近ブログ、とんとご無沙汰してるじゃねぇか。いってぇどういう料簡でぇ。


おっと、声がでけえっての。うわさによるってぇと、あの野郎、病に伏してうんうん唸ってるって話だぜ。


何を? あの男がけぇ? 珍しいこともあるもんだ。


ネパール過ぎた辺りから調子崩し、医者に見てもらったところ、何でも「疲労困憊」っつうふざけた診断でよ。ったく、情けねぇったらねえぜ。それで一体、引率が務まるのかってんだ。


あの男もざまぁねえな。学生には体に注意しろ注意しろっつっときながら、てめえが病気になってどうすんだよ。


で、今、野郎、一体どこでなにやってけつかるんでぇ?


何でも、野郎は今、中国シルクロードの敦煌って町にいるらしいぜ。カシュガルってぇ町で発熱し、点滴打って、熱こそ下がったものの吐き気がどうもおさまらず、どこにも行けずホテルの部屋でじっとしてるってよ。まったく不甲斐ない話だぜ。めったなこっちゃ行けねえシルクロードくんだりまで行っていながら、一体、何をやっていやがるかってなもんだ。あのオオバカ野郎。写真なんて、ラサから一枚も撮ってないってよ。もうかれこれ丸2週間じゃねぇか。もったいねえ。敦煌にはたいした病院もないもんで、以前インドでもらった吐き気止めの薬を飲んで何とかしのいでいるらしいけどよ、この先、内モンゴルだとか、字面を見ただけで面白そうな場所に行くっつうのに、大丈夫かね?


んなこと、俺の知ったこっちゃねえ。


ま、そのうち、良くなんだろうよ。あいつのこったから。ガンガーの水で頭冷やして、おととい出直して来やがれってんだ。


(中国では体調不良が続き、羽立君がくれた落語のテープを聴きながらベッドの上でまんじりともせずにいます。上の江戸っ子口調はその影響で、決してふざけているわけではありません。聞こえてくる日本語が唯一、落語なのです。五十嵐は今日もベッドの上です。大したことはありませんが、すいません。)





<写真説明>
写真は全てオリンパスμ720SWで撮影。All photos taken by Olympus μ720SW

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ホテルの部屋の窓から見える風景。これを丸4日、眺めている。


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ホテルの部屋の自分。


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シルクロードの広告。行きたかった。